特徴的な治療

ミニマム創手術(腹腔鏡下小切開手術)

当科では2001年より、早期癌や良性疾患に対する手術療法として、ミニマム創手術(腹腔鏡下小切開手術)を多くの患者様に行なってまいりました。ミニマム創手術(腹腔鏡下小切開手術)では、臓器を摘出可能な最小限の創口を一つだけ最初にもうけ、そこから内視鏡と手術器具を挿入し手術を進めていくものです。ミニマム創手術(腹腔鏡下小切開手術)の対象となる主な疾患(手術)は以下の4つです。

 

  1. 副腎腫瘍に対する副腎摘除術
  2. 腎腫瘍に対する根治的腎摘除術および腎部分切除術
  3. 腎盂尿管腫瘍に対する腎尿管全摘除術
  4. 前立腺癌に対する前立腺全摘除術

 

 

腹腔鏡下手術

トロッカーと呼ばれる筒状の道具を腹腔内(おなかの中)に挿入し、それを介して内視鏡や専用の手術器具道具を用いて行う手術です。以前では大きな傷が必要であった体の奥深くを扱う手術(腎摘除術や副腎摘除術など)でもより小さな傷で行うことができるようになり、術後の疼痛が軽く、早期の社会復帰に有利な方法です。

 

当科では2012年より腹腔鏡下手術も積極的に施行しております。腹腔鏡下手術の対象となる疾患(手術)は主に以下の4つです。

 

  1. 副腎腫瘍に対する副腎摘除術
  2. 腎腫瘍に対する根治的腎摘除術および腎部分切除術
  3. 腎盂尿管腫瘍に対する腎尿管全摘除術
  4. 腎盂尿管移行部通過障害に対する腎盂形成術