間宮大輔先生の症例報告、”A patient with oligometastatic hormone-sensitive prostate cancer who achieved long-term progression-free survival following cytoreductive radical prostatectomy and metastasectomy.”がIJU case reports誌に掲載されました。
以前は、転移のある前立腺癌は根治不能と考えられ、ホルモン療法のみを行うことが一般的でしたが、近年転移があっても転移の数が少なければ、積極的治療により長期生存が得られるのではないか、と考えられるようになってきました。本症例報告は、脊椎骨1カ所に骨転移を認めた症例に対して、前立腺全摘除および当院整形外科による椎体全摘除を施行し、術後7年間再発無く経過している症例の報告であり、その治療戦略と良好な成績が評価されました。
我々は現在も、微小転移を有する前立腺癌の患者さんに対して、手術・放射線治療による転移巣治療を積極的に行い、治療成績の改善に努めております。
間宮先生おめでとうございます。