男性の不妊治療の手術について紹介します。
精索静脈瘤の手術
~精索静脈瘤パンフレットのダウンロードはこちら~
精索静脈瘤(せいさくじょうみゃくりゅう)は、精巣近くの静脈が逆流によってふくらんで瘤(こぶ)のような状態になる病気です。
精索静脈瘤があると精巣の温度が上昇し、造精機能が低下して、精液検査の結果(精液所見)が悪くなることがあります。
精索静脈瘤の手術には、「低位結紮(けっさつ)術」と「高位結紮術」という方法があります。いずれも精巣静脈を結んで切断することで、血液の逆流がなくなり、瘤が消失します。これにより精液所見が改善するケースがあります。
※低位精索静脈瘤結紮術については、平成30年4月より保険適応となりました。
精索静脈瘤があると精巣の温度が上昇し、造精機能が低下して、精液検査の結果(精液所見)が悪くなることがあります。
精索静脈瘤の手術には、「低位結紮(けっさつ)術」と「高位結紮術」という方法があります。いずれも精巣静脈を結んで切断することで、血液の逆流がなくなり、瘤が消失します。これにより精液所見が改善するケースがあります。
※低位精索静脈瘤結紮術については、平成30年4月より保険適応となりました。
精巣内精子採取術
Conventional TESE(testicular sperm extraction/精巣精子採取術)
精巣から精巣組織を取り出して、その中から精子を回収する方法です。
精巣で精子がつくられている可能性が高い「閉塞性無精子症」の場合に行います。
精子がつくられているかどうかは、精巣の大きさや超音波検査、ホルモン値などから推測でき、閉塞性無精子症の多くの方から精子が見つかっています。
精巣白膜を5mmほど切開して精巣組織を採取し、その中にある精子を見つけます。
精巣で精子がつくられている可能性が高い「閉塞性無精子症」の場合に行います。
精子がつくられているかどうかは、精巣の大きさや超音波検査、ホルモン値などから推測でき、閉塞性無精子症の多くの方から精子が見つかっています。
精巣白膜を5mmほど切開して精巣組織を採取し、その中にある精子を見つけます。
MD-TESE(microdissection TESE/顕微鏡下精巣精子採取術)
手術用顕微鏡を使って精巣の中にある精細管を採取し、その中から精子を回収する方法です。
非閉塞性無精子症の治療法で、原因がわからない特発性造精機能障害やクラインフェルター症候群、がんの化学療法をした無精子症の人などが対象です。
Conventional TESEで「精子がない」と言われた人でも、MD-TESEで精細管を丁寧に見ると、30%程度で精子が見つかっています。
手術用顕微鏡を使って精巣の中にある精細管を採取し、その中にある精子を探します。
※精巣内精子採取術については、2022年4月より保険適応となりました。(保険適応に関しては条件があります。お電話では保険適応の可否はお答えできません。診療時に医師にご確認下さい。)
非閉塞性無精子症の治療法で、原因がわからない特発性造精機能障害やクラインフェルター症候群、がんの化学療法をした無精子症の人などが対象です。
Conventional TESEで「精子がない」と言われた人でも、MD-TESEで精細管を丁寧に見ると、30%程度で精子が見つかっています。
手術用顕微鏡を使って精巣の中にある精細管を採取し、その中にある精子を探します。
※精巣内精子採取術については、2022年4月より保険適応となりました。(保険適応に関しては条件があります。お電話では保険適応の可否はお答えできません。診療時に医師にご確認下さい。)