当センターで行う検査と治療を紹介します。
初診の流れ
予約の上、受診日時にお越しください。
初診では、問診と検査を行います。
※自費検査・保険検査の関係ですべての検査を同じ受診日内では行えないことがあります。ご了承ください。
初診時の費用の目安は6万円程度になります。紹介状のない方は選定療養費(8000円+税別)が別途かかります。
初診の流れは、こちらをご覧ください
検査
以下のような検査を行います。
問診
あらかじめ記入した問診票をもとに、体の状態などについて医師が質問します。
視診・触診
体の様子を目で見るとともに(ホルモンの影響で特徴的な様子が見られる場合があるため)、外性器の状態を触って確認します。
内分泌(ホルモン)検査
精子形成にかかわるホルモンの分泌量を血液検査で調べます。
[項目]LH、FSH、PRL、テストテストステロンなど。
超音波検査
精巣の大きさなどを調べます。腫瘍や結石、 精索静脈瘤が見つかる場合があります。
精液検査
射精した精液の量や精子の数、精子の動きや形などを調べます。
詳しくは、こちらをご覧ください
感染症検査
B型肝炎・C型肝炎・梅毒・HIVの検査を行います。(他院で感染症の検査結果をお持ちの方はご持参してください。)
当院では精液検査を行う際には、感染症検査が必要です。(感染症の検査結果は1年間が有効です。)
必要に応じて、より詳しい検査を行います。
[内容]細菌検査、染色体分析、遺伝子検査、MRI検査、高度精子機能検査など。
詳しくは、こちらをご覧ください
※こうのとり健診・早期不妊治療費助成事業
ご夫婦そろって不妊検査を受けられた場合、埼玉県では「ウェルカムベイビープロジェクト」の一環としてこうのとり健診推進事業(早期不妊検査助成事業)より費用が助成されます。
※条件を満たす方が対象。
詳しくはお住まいの市町村へお問い合わせください。
また埼玉県のホームページ(ウェルカムベイビープロジェクトの助成事業)をご参照ください。
埼玉県のホームページへ
治療
検査の結果をふまえ、女性部門担当医と検討し、ご夫婦の希望をお聞きし、最善の治療をご提案します。
タイミング法
女性の排卵日を予測して、性交のタイミングを合わせる方法。
人工授精(AIH)
精子を用手的に採取して、洗浄・濃縮処理をしてから、子宮に注入する方法。
体外受精(IVF)
卵子を体外に取り出し、用手的に採取した精子と培養液中で混ぜ、受精をはかる方法。
顕微授精(ICSI)
1つの精子を卵子の中に直接注入して受精をはかる方法。
※TESEなどで凍結した精子を用いる場合はICSIになります。
ホルモン補充療法
精子をつくるために必要な下垂体ホルモンの分泌が少ない「低ゴナドトロピン性性腺機能低下症」の治療法。
治療について詳しくは、こちらをご覧ください。
当センターでは、以下の検査や相談も行っています。お気軽にご相談ください。
●高度精子機能検査
●ED(お子さんを望まれる場合)
●射精障害
●がん治療前の精子凍結について 詳しくは、こちらをご覧ください
治療について詳しくは、こちらをご覧ください
手術
精索静脈瘤手術(腹腔鏡下を含む)
※低位精索静脈瘤結紮術については、平成30年4月より保険適応となりました。
TESE(精巣精子採取術)
閉塞性無精子症の治療法です。
精巣を切開して、そこから精巣組織ごと精子を採取する方法です。
MD-TESE(顕微鏡下精巣精子採取術)
非閉塞性無精子症の治療法です。
手術用顕微鏡を用いて精巣内にある精細管を広範囲に観察し、精巣組織ごと精子を回収する方法です。
詳しくは、こちらをご覧ください
顕微鏡下精管精管吻合(ふんごう)術
パイプカットなどで閉塞した精管を再建する、精路再建術のひとつです。