獨協医科大学 小児科学

専門別紹介

内分泌・代謝

小山、長沼、大髙が診療を担当しています。お子さまの健やかな成長を手助けできるよう、日々診療しています。身長が低いのではないか、身長の伸びが悪いのではないか、成長が早いのではないか、思春期が始まるのが早いのではないか、思春期が来ない、太りすぎではないか、などの疑問に対してお答えし、治療が必要であれば最適の治療を提供すべく診療にあたっています。成長障害(低身長)のお子さまに対しては、精密な診断を行い、成長ホルモン分泌不全性低身長症、ターナー症候群、SGA(子宮内胎児発育遅延)性低身長症、軟骨無形成症、プラダーウィリ症候群に対しては成長ホルモン治療を行っており、現在約70名のお子さまが成長ホルモン治療を受けております。

内分泌とは各種ホルモンの異常を扱う分野であり、ホルモンを産生分泌する臓器には視床下部・下垂体・甲状腺・副甲状腺・副腎・膵臓・性腺などがあります。これらの臓器から分泌されるホルモンの異常(分泌過剰または分泌不足)に対して、ホルモン補充療法またはホルモン抑制療法を行っています。新生児マススクリーニングの対象となっている先天性甲状腺機能低下症や先天性副腎過形成症のお子さまの精査・治療も積極的に行っており、バセドウ病や慢性甲状腺炎を始めとする甲状腺疾患、下垂体機能低下症などの診断や治療も行っています。糖尿病の診療も行っており、1型糖尿病のお子さまに対しては希望に応じインスリンポンプによる持続皮下インスリン注入療法、またあわせてパーソナルCGM(持続血糖測定)も取り入れ、血糖コントロールの改善に努めています。2型糖尿病にお子さまに関しては、食事療法・運動療法など生活習慣の改善から糖尿病薬を用いた治療まで幅広く行っています。肥満のお子さまに対しても生活習慣改善の手助けをし、肥満に伴う合併症(糖尿病、脂肪肝、脂質異常症、高尿酸血症、高血圧など)の有無を確認しながら治療にあたっています。加えて、肥満を予防していく取り組みも積極的に行っています。

外来担当

午前 長沼 小山
午後 大髙 大髙