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MRI検査について

 MRI検査は強力な磁石でできた筒の中に入り、磁気の力を利用して体内の水素原子の挙動からコンピュータを用いて体の臓器や血管の画像を作成する検査です。 脳や、脊椎、四肢、また子宮、卵巣、前立腺等の骨盤腔に生じた病変に優れた描出能があります。またX線撮影やCT検査と異なり被ばくの心配もありません。 また、造影剤という薬剤を用いることで病気の有無やその形状等を診断しやすくします。

当院にはSIEMENS社2台、Philips社1台、計3台のMRI装置を完備しています。

3T MRI

拡散テンソル画像 MR Spectroscopy
  1.5TのMRIに比べ、拡散テンソル画像をより高精細に撮像することが可能となり、MR Spectroscopyにおいても周波数分解能が向上し、より精度の高い検査が可能となっています。

頭部

 MRI検査では脳のあらゆる方向・角度から表示することができます。
頭部MRI画像でわかることは、脳内の病気の場合、大きさや場所・種類・良性か悪性を診断することができます。 また、脳出血、脳梗塞などでは場所や傷害範囲を診断することができます。MRAは血管のみを3D表示にした検査です。血管のようすがわかる立体画像を作成することが可能です。
  また造影剤を使わないで検査を行う「単純検査」と、造影剤を使って検査を行う「造影検査」があり、造影剤を血管内に投与することで、脳の腫瘍や血管の様子がさらにわかりやすくなります。

T1強調画像 T2強調画像
脳血管画像 脳血管画像

乳房

 乳腺MRI検査とは、病巣の大きさ・進展の程度を詳しくみることができます。造影剤を使用した検査になります。

乳房MRI画像 乳がんMRI画像

腹部

 腹部MRI検査は、上腹部(肝臓・胆嚢・膵臓など)と下腹部(前立腺、子宮、卵巣など)に別れますが、MRI検査の特徴である優れた組織コントラストにより様々な組織の状態を観察できます。 検査によっては呼吸を止めて行うこともありますので検査担当技師の合図に従って下さい。
 また、検査の内容によって造影剤を使用する検査としない検査があります。造影剤には検査部位(種類)によりますが静脈から注射するものと、250cc程度のお水のような薬剤を飲んで頂く場合とあります。

肝臓MRI画像 胆のう・胆管・膵管MRI画像
前立腺MRI画像 子宮MRI画像

脊椎

 脊椎MRI検査とは、いわゆる背骨を構成している椎体・椎間板・脊髄あるいは脳脊髄液などが非侵襲的に非常に良く観察でき、ヘルニアや腫瘍などの病変が非常によくわかります。
 診断をわかりやすくするために造影剤を使用することもあります。

頸椎MRI画像 腰椎MRI画像
脊椎MRI画像 腰椎MRI画像

その他

 MRI検査は体の輪切り画像だけでなく、病気や部位に応じて様々な方向の画像を取得することが出来ます。組織コントラストが良好に得られるため病変が良くわかり、造影剤を使用せずに血管や心臓の様子が観察でき、脊髄や関節腔または胆管・膵管など「水分」の様態から病気を診断できるのも特徴のひとつです。 これらの特徴を生かし、身体の様々な部位に様々な検査が行えます。

心臓MRI画像 心臓MRI画像
足部血管MRI画像 膝MRI画像

     

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