単純X線撮影について

　一般的にレントゲン撮影とよばれる検査です。X線を身体にあてて透過したX線量から身体の中の情報を知る検査です。 今までは透過したX線をフィルムで写真にしていましたが、当院ではCR・FPDという最新機器を利用して画像化し、その画像をモニター上で観察・診断をします。
　主に、胸部や腹部、骨の撮影が行われます。

　　　　 　　　　　

胸部単純Ｘ線撮影について

　　　　　

胸部単純Ｘ線画像	胸部単純Ｘ線画像

　胸部正面、胸部側面、肺尖部などの撮影をします。立って撮影してもらいますが、患者さんの状態により、車いすで座った状態で撮影したり、寝台の上で、寝て撮影することもあります。 主に、肺がん、胸水、肺炎、気胸、心臓の状態がわかります。また、入院時や手術前などには胸部単純撮影をして事前に胸部の状態を確認します。

腹部単純Ｘ線撮影について

腹部単純Ｘ線画像

　腹部立位撮影と、腹部臥位撮影を行います。結石や腸管内のガスの状態を画像化して診断することができます。
　主に、腎結石、腸閉塞、腹水の状態などがわかります。

脊椎単純X線影画像

腰椎単純Ｘ線画像	腰椎側面単純Ｘ線画像

　主に、頸椎、胸椎、腰椎の撮影が行われます。各脊椎の骨折の有無や関節の状態、側弯症などがわかります。 立位や臥位で撮影したり、体を進展・屈曲して撮影などいろいろな体位で撮影することがありますので、各撮影室担当技師の指示に従って撮影してください。

四肢単純X線影画像

膝関節単純画像	全足骨画像

　主に、肩関節、上腕骨、肘関節、前腕骨、手関節、手、股関節、大腿骨、膝関節、下腿骨、足関節、足など関節や骨を撮影します。各部位の骨折の有無や関節の状態がわかります。 撮影方法は、各部位によっていろいろあり、担当技師の指示に従って、患者さんにその撮影方法の体位をとってもらいます。

その他単純X線影画像

頭部正面画像	小児異物混入時画像

　頭部撮影・副鼻腔撮影・頸部撮影などあり、他にもいろいろな撮影があります。各撮影室の担当技師の指示に従って、撮影を行ってください。