骨密度(単位体積あたりの骨の量)は20代から30代にかけてピークになり、加齢に伴い減少していきます。その減少は男性よりも女性の方が多く、骨粗しょう症になりやすいと言われています。その理由として、閉経によるホルモン分泌の変化(エストロゲンという骨を作る働きがあるホルモンが閉経により減少することで骨量が低下)があげられます。この骨密度を2種類のエネルギーのX線の透過度の差を利用した方法(DEXA法)により腰椎または大腿骨などを測定します。また、全身の体成分(水分、脂肪、脂)も測定できます。
骨密度測定装置 |
腰椎測定画像 |
腰椎の骨密度が低いと圧迫骨折の原因になり腰が曲がってしまう可能性が高くなります。
当院は腰椎の正面・側面の骨密度を測定し骨粗鬆などの診断を行います。
大腿骨測定画像 |
転倒時に骨折することが多い大腿骨頸部の骨密度を測定します。もし、大腿骨頸部が骨折してしまったら、ねたきりの原因となることがあります。よって大腿骨頸部の骨密度測定を行うことが重要視されています。
全身骨測定画像 |
全身の骨密度、他に脂肪量、体脂肪率、筋肉相当量やビタミンホルモン等に起因する代謝性骨疾患および先天性疾患の診断、治療経過の観察などの体組成を測定することができます。