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血管造影撮影について

カテーテルと呼ばれる細い管を血管内に挿入し、その先端を目的の血管まで進めて造影剤という薬剤を注入しながらX線撮影をし、診断や治療を行う検査です。 カテーテルを通じて血管内へ造影剤を注入することで選択的に血管や臓器を観察することができ、診断に有効な血流情報を得ることができます。
主に血管性病変や腫瘍性病変に対しての診断や、塞栓療法、動注療法のような血管内治療(IVR)も行います。

     

血管造影専用装置

血管造影装置

当院にはSIEMENS社4台、Philips社1台、Canon社1台、計6台の血管造影装置を完備しています。

     

頭頚部3D画像

     
頭部血管造影(正面) 頭部血管造影(側面)
頭部血管 3D画像 頸部血管造影画像 頸部血管造影画像(ステント)

くも膜下出血の原因となる動脈瘤や動脈硬化によって細くなった血管、塞がってしまった血管など脳の血管を詳しく検査します。カテーテルを用いて血管の中から閉じている血管を開いたり、血管を塞いでいるものを溶かしたり・治療用の薬剤を病変だけに流したりする「血管内治療:IVR」も行っています。

     

心臓血管造影画像

心臓血管画像(右側) 心臓血管画像(左側)
     

心臓を栄養する冠動脈と呼ばれる血管までカテーテルを挿入して造影します。冠動脈の走行・狭窄・閉塞など診断を行い異常があれば治療します。 狭窄している場合は治療用バルーンカテーテルを用いて血管を拡張させ狭窄部位の石灰化が硬く拡張させる事が困難な場合はその石灰化をドリルのようなもので削り取る治療があります。

     

腹部血管造影画像

腹部動脈瘤画像 肝血管造影画像(肝臓がん)
     

腹部の血管や臓器を選択的に造影し、その血流情報から狭窄。閉塞、また腫瘍等を抽出しその病態を診断する検査です。検査の内容により抗がん剤を注入する動注療法も行います。 例えば肝臓がんの検査では血管にカテーテルを留置したまま、同時にCT撮影をし肝臓全体の血流情報から診断士、手術の適用・不適用・手術方法や範囲を決定する際に重要になります。また、救命医療における内蔵損傷による腹腔内出血や穿孔などによる出血に対して塞栓術を行います。


     

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