放射線治療

概要

放射線治療は手術、化学療法と並んでがん治療の一翼を担っています。

手術と同様に、局所療法になりますが、“切らずに治す”ゆえに、機能と形態を保ったままで、がんを治療できる点が大きな特徴といえます。

リニアック

高エネルギーⅩ線と電子線を発生させることが出来、必要な部分のみに放射線があてられる照射野限定システムや、治療位置を直前に確認可能な、Ⅹ線撮影装置が搭載されています。また治療位置を補正するための、6方向に稼働する寝台と相まって高精度な放射線治療が可能な装置です。

小線源治療装置

ワイヤーの先端に取り付けられた小さな放射線源を、あらかじめ体内に挿入(刺入)してある管に送り込むことにより、体内から目的部位に直接放射線を照射できる装置です。

ガンマナイフ

放射線源を焦点に収束するように円周上に並べ、目的部位に対して集中的に、高精度で治療することができます。

専ら頭部に使用します。

国内最新機器となる「Elekta Esprit」に更新。

2023年4月18日 臨床使用開始

治療計画用CT

大きな固定具を使用したままでも撮影できる大口径CT装置です。治療装置と同じように平らな寝台になっています。

治療計画用MRI

治療計画用CT画像とMRI画像のFusion精度向上に向けた取り組みとして、治療計画用CT撮像時と同じ固定具を装着し、同じ体位とした状態でMRI撮像を行っています。この撮像時の工夫により、CT画像とアライメントを一致させることが可能となり、MRI画像を変形させることなくFusion精度を担保することができます。

2018年7月に、装置更新が行われました。