血管撮影

概要

血管撮影検査ではカテーテル(細く長い管)を手足の血管より挿入し、エックス線透視下で目的の血管まで進めます。造影剤(血管を描出する薬)をカテーテルより注入することで血管や臓器の診断・治療を行います。

バイプレーン心臓カテーテル専用装置

 

主に心臓カテーテル検査に使用します。

心臓にカテーテルを進め冠動脈や心臓内の診断を行い、必要に応じて治療(バルーン拡張術・ステント留置術など)を行っています。

2017年5月に、装置更新が行われました。


バイプレーン多目的撮影装置


2020年11月装置更新
2021年5月装置更新

心臓以外の全身の血管の造影とIVR(Interventional Radiology)を行っています。
主なものとして、
・脳動脈瘤に金属のコイルをつめて破裂を防ぐコイル塞栓術
・頸動脈狭窄に対して金属の金網で拡げるステント留置術
・急性期脳虚血に対して詰まった血栓を取り除く血栓回収療法
・不整脈に対する診断(EPS)と治療(アブレーション)
・ペースメーカー移植術
・肺動脈塞栓症に対するIVCフィルター留置術
・閉塞性動脈硬化症(ASO)で狭くなった血管をバルーン(風船)やステント(金属製の金網)で拡げ血流をよくする経皮的血管形成術、およびステント留置術
・透析用シャントの狭窄や閉塞に対する血管形成術
・交通事故などの外傷による出血や腹腔内出血に対する血管塞栓術
などです。

 

IVR-CT装置

 

2018年4月より、血管造影装置とCT装置が一体となった装置の運用を開始しました。

両装置がスムーズに連携し、IVR手技中に患者様を大きく動かすことなくCT撮影を行うことができます。