一般撮影

概要

エックス線が物質を透過する性質を利用して人体各部位を画像化する検査です。

頭部・胸部・腹部・骨・歯・乳房などの撮影を行っています。

ほぼすべての撮影室にFPD (Flat Panel Detector)が導入され、検査の効率化による待ち時間の短縮や、被ばく線量の低減に寄与しています。

画像情報は、フィルム化することなくデジタルデータとしてサーバに保管され、すぐにモニタで診断が可能です。

胸部・腹部・頭部などの撮影装置

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

立位撮影台とX線管球(上段左)と、臥位寝台とX線管球(上段右)です。

撮影台や寝台の中に、FPD装置(パネル)が入っています。

いくつかの装置のパネルは可搬型になっており、手足の関節や、小児撮影などではパネルを取り出して使用します。

2017年10月より、主に胸腹部撮影で使用する2部屋をリニューアルしました(下段)。

一般撮影

撮影台や寝台の中に、FPD装置(パネル)が入っています。

いくつかの装置のパネルは可搬型になっており、手足の関節や、小児撮影などではパネルを取り出して使用します。

長尺撮影(全脊椎・全下肢撮影)

当院では、全脊椎撮影(脊椎全体を1枚の写真に含める撮影)や全下肢撮影(大腿骨から足先までを1枚の写真に含める撮影)を多く実施しています。

2016年9月より、この撮影においてもFPDの使用を開始しました。これにより、従来のCR装置での撮影に比べて、画像確認の時間短縮や、被ばく線量の低減を実現しています。

2021年12月より、立位、臥位、側臥位が可能なシステムも増設しました。

 

「長尺撮影について詳細はこちら

マンモグラフィー(乳房撮影)

通常のマンモグラフィーに加え、断層撮影(トモシンセシス)が可能な装置を使用しています。断層撮影により、乳腺に重なる腫瘤を確認でき、診断能の向上が期待されます。

また、マンモグラフィー検診施設画像認定を取得しています。診断に供する最適な画質を得るため、各種撮影パラメータや画像表示性能の評価を継続的に行っています。

歯科CT

2017年11月より、1台でパノラマ撮影、セファロ撮影、3DCT撮影が可能な装置を導入しました。従来の歯科領域パノラマ撮影、セファロ撮影(頭部X線規格撮影)に加えて、3DCT撮影がより低線量・高解像度で行えるようになりました。

骨密度検査(デキサ(DXA)法)

2021年2月より装置更新。
 従来の装置に比較し、画像の解析が早くなり、寝台への乗降も容易になりました。
 骨組織の密度を測定する検査で、骨粗鬆症などの検査に利用されます。

デュアルエナジー(2種類のX線)により、精密な値が測定できます。

また、基本となる腰椎以外に、近年骨折の多い大腿骨頸部も、追加で検査対応しており、患者さんのQOL(Quality Of Life)の向上に貢献しています。

病棟ポータブル撮影装置

2021年4月より軽量移動型デジタルX線装置FUJIFILM DR CALNEO AQROを導入しました。

超高感度システムにより、少ない線量で鮮明な画像を得られる様になりました。そして、画像をスムーズに描出することが出来ます。また、軽量コンパクトで、病棟内やベッドサイドにおいてスムーズな移動が可能です。