末梢血管疾患

心臓・血管内科/循環器内科 
教授

佐久間 理吏

心臓・血管内科/循環器内科 
教授

佐久間 理吏

動脈硬化によって足の血管が狭くなると、足への血流が不足し、「少し歩くと足が痛くなる・しびれる」「休むとまた歩けるようになる」といった症状が現れることがあります。これを「間欠性跛行」といいます。

さらに病気が進行すると、足や手の血管が急につまったり、徐々に細くなって血流が大きく低下したりします。その結果、足趾や手指の色が悪くなったり、傷が治りにくくなったり、潰瘍(かいよう)ができることがあります。重症になると組織が壊死し、足の切断が必要になる場合もあります。

このように、足の血流が著しく低下し、潰瘍や感染を伴う重症な状態を「包括的高度慢性下肢虚血(CLTI)」と呼びます。CLTIは、末梢動脈疾患の中でも最も重症な病態です。

獨協医科大学病院ハートセンターでは、この難治性疾患に対して、心臓・血管内科/循環器内科、心臓・血管外科、形成外科・美容外科の3科が連携し、週1回の合同カンファレンスを行っています。患者さん一人ひとりの状態を共有しながら、適切な診断、血流を改善する治療、創傷治療、リハビリテーションを組み合わせ、下肢切断の回避と歩行機能の回復を目指しています。

心臓・血管内科/循環器内科では、血流障害の診断や、カテーテルを用いた血行再建術(EVT)を行っています。近年では、年間150例以上のEVT治療を実施しています。

また、CLTI患者さんで傷の治りが遅い場合には、EVT後の補助療法として、高圧酸素療法や血液浄化療法を行っています。さらに当科の特徴として、和温療法や、患者さんご自身の脂肪から採取した幹細胞を用いた再生医療(自由診療)にも取り組んでいます。

近年では、「栃木下肢救済ネットワーク」を立ち上げ、近隣の透析施設と連携しながら、地域全体で患者さんの情報共有を行っています。患者さん一人ひとりの病状に合わせた、適切な診断と治療の提供に努めています。

心臓・血管外科 
講師

手塚 雅博

心臓・血管外科 
講師

手塚 雅博

重症虚血肢の多くは多発性病変による広範な領域での血流障害によって起こり、膝窩動脈以下の閉塞を伴っていることが少なくありません。
治療は速やかな血行再建が必要となりますが、当科では血管内治療に加えて血管内治療と外科治療を組み合わせたハイブリッド治療、さらには血管内治療が困難な下腿病変に対する下腿・足部へのバイパス手術を積極的に行っています。

形成外科・美容外科
准教授

梅川 浩平

形成外科・美容外科
准教授

梅川 浩平

重症虚血肢の治療では、虚血に伴う組織壊死を認めることが多く、創治癒をもって治療が完遂します。当科では血行再建後の創傷治療を中心に治療を行っています。救肢困難な大きな壊死を認める場合でも、積極的に遊離組織移植による救肢を行っています。

心臓・血管内科/循環器内科 外来の日程

午前 佐久間 佐久間
午後 佐久間 佐久間

心臓・血管外科 外来の日程

午前 手塚
午後 手塚

形成外科・美容外科 外来の日程


(奇数週)
午前 梅川 梅川 梅川
午後 梅川 梅川 梅川