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第13回 ひだまりの会 報告
2015.12.25
1.開催日 平成27年10月17日(土)10時〜12時
2.場所 看護学部棟1F N106 精神・地域臨床看護学実習室
3.参加者
1)家族 合計34人 単位:人 母親 父親 こども 同胞 備考
入院中 4 3 該当なし 1
退院した方 9 2 10 5 双子1組
2)医療者 合計12人 単位:人 看護師 医師 臨床心理士 看護学生 教員
6 0 0 5 1
4.会内容
1)展示品作成 約30分
3階東病棟のスタッフで構成されている「ひだまりの会」係により、参加者全員で季節を演出する工作を企画しました。開催時期から紅葉をテーマに、ひだまりの太い幹には、たくさんの方々の個性豊かな手形のもみじがつけられました。今回の一大イベントは、始めての父親参加でした。毎回母子を見守る私たちの目には、父親も仲間に加わることで、家族の強いつながりを感じる場面が写り、本当に微笑ましい光景でした。作成した作品は、『ひだまりの木』として、病棟入り口と病棟内に展示しています。
2)参加全員によるフリートーク 約1時間
会のメイン内容であるフリートークは、入院中の方と退院した方が交流し、こどもの成長に関する不安や悩み、退院後の日常生活など其々が想いを語り合いました。殆どが、ひだまりの会リピーターの母親による助言で、会が盛り上がりました。今回は、初回から継続して参加している方が数名いました。赤ちゃんだった彼らがたくましく成長し、幼稚園に通う話や運動会での様子を嬉しそうに語る親御さんがとても印象的でした。また、ひだまりの会は「思い出の場所」と話し、この場に来て語り合うことが何よりもうれしいと話していました。
3)今後の運営に関して
(1)病棟の「ひだまりの会」係りを中心に企画される内容は、入院中のお子様をもつご両親も参加できる内容として工夫されています。出来上がった作品を見ると、入院中の方々を応援するメッセージが込められ、私たち医療者にとってもとても励みとなるため今後とも継続したいと思います。
(2)父親参加の企画は大好評でした。母親に比べ父親は、このような会に参加する機会は少ないため、今後とも仲間づくりをする場として提供できればと考えています。
(3)本年度の開催日は土曜日に限定しましたが、仕事の方は毎回参加できません。次年度は、平日も含めて開催日を調整する必要があります。
(4)看護師・看護学生が中心で会を運営していますが、今後は医師や地域保健師の方にもインフォメーションし、参加者の幅を広げれば、親御さんの悩みの解決の場ともなるだけでなく、地域との連携にもつながるのではないかと考えています。
4)次回開催予定
平成28年3月26日(土)10〜12時 場所:看護学部棟1F N106 精神・地域臨床看護学実習室