専門領域：周産期、超音波医学（専門医／指導医）、臨床遺伝学（臨床遺伝専門医）
奈良県下唯一の総合周産期母子医療センターである奈良県立医科大学で多くの合併症妊娠や母児救命、超音波診断と出生前遺伝学的検査にかかわるカウンセリングを行ってきました。栃木県でも同じく母児の安全と安心を守るために全力を尽くしてまいります。

専門領域：周産期臨床医学、胎盤医学
平成8年に産業医科大学医学部を卒業後、一貫して福岡県北九州市唯一の大学病院である産業医科大学病院で周産期医療に尽力して参りました。これまでの臨床経験を生かし、栃木県の様々なハイリスク妊娠の皆さまが安心して出産できるように全力で取り組んで参ります。

産科では、ハイリスク状態を脱しても入院治療を継続しなければならない妊婦さんもたくさんおり、時には妊娠初期から3カ月を超える入院生活を送る妊婦さんもいます。「安全で快適な入院生活」が送れるよう、面会の配慮などご家族を含めたケアを行なっています。病棟の助産師が、妊娠中から分娩に向けての身体作りなどのサポートを行ない、妊娠中に何らかのトラブルが生じ入院となった妊婦さんには状態に応じ必要なケアを行なうよう心掛けております。リスクの少ない妊婦さんの妊娠・出産・育児を妊娠期から産後まで一貫したケアが提供できるようにしています。家庭的な雰囲気で出産できる院内助産「絆」もあります。また、産後は母乳外来や母子健診などを行ない、楽しく育児ができるようサポートしています。
不幸にして、赤ちゃんを亡くされる方もおり、赤ちゃんの死を受け止められるよう赤ちゃんの旅立ちの準備をママやご家族のみなさまと共に行なわせていただいております。

専門領域：新生児、小児神経（小児神経専門医）
専門は新生児の他に、小児神経疾患・発達障害です。NICUにて配属されて12年目なり、主に新生児仮死・新生児けいれん・低酸素性虚血性脳症などの脳神経への影響を与える疾患を主に担当しております。
また外来診療では、てんかん・けいれん疾患・脳性麻痺など疾患から自閉症スペクトラム障害・注意欠陥多動障害などの発達障害といわれる疾患を診療しております。患者さん・家族の方々には、外来診療時間・待ち時間などでご迷惑をかけておりますが、それぞれの患者さんに少しでも助けになれればと思って診療しております。いろいろと、ご迷惑をかけている面も多々ありますが、どうかよろしくお願いします。

平成29年にNICUへ配属となってから、新生児医療に魅力を感じ、先輩方の仕事への姿勢も素晴らしく多くのことを経験させて頂いております。
親切かつ丁寧な診療を心がけています。外来では食物アレルギーやアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患も担当しております。地域の周産期医療の中核を担う当院で少しでも力になれるよう、これからも精進いたしますのでよろしくお願いいたします。

私たちNICU・GCUでは、早く生まれた赤ちゃん、小さく生まれた赤ちゃん、疾患を有する赤ちゃんが、治療・看護を受け、少しずつ成長するための手助けをしています。両親やご家族の不安な気持ちに寄り添い、ご家族の一員となる赤ちゃんが早くお家に帰れるように医師をはじめ、多職種で親身になって対応させていただいております。

新生児回復治療室（Growing Care Unit,　GCU）は、24床で運営しております。医師・看護師が24時間体制で運営し、入院患者に対応しております。GCUでは、早産児・低出生体重児・先天性疾患を持つ新生児やNICU（新生児集中治療室）で治療を受け、状態が安定した赤ちゃんを対象とし、治療および看護ケアを行っています。またGCUでは、退院に向け家族主体で保育・療養が行えるよう個々に合わせた退院支援を行っております。赤ちゃんたちがすくすくと後遺症なく成長できることを目標とし、スタッフ一同、日々のケアに取り組んでおります。

NICUには、急性期で集中的な治療や看護が必要な赤ちゃんが入院しています。3対1の看護体制をとりながら赤ちゃんやご家族に優しく、きめ細やかな看護が提供できるよう取り組んでおります。赤ちゃんが少しずつ大きくなり、泣いたり笑ったりと成長していく姿が私たち看護師の力、励みとなっています。

NICU病棟と産科病棟で、小さく生まれた赤ちゃんのお母さんや、お腹の中に赤ちゃんのいるお母さん方と、お話をさせてもらっています。赤ちゃんやお母さんのその時々の想いをぽつぽつと聴かせてもらっております。そのような時は、赤ちゃんにも助けてもらっています。いつも、どのご家族もそれぞれのペースで親子になっていくのだなあと、感じています。周産期と称されるこの時期、お母さんにとっても、ひとりではどうにもならない想いが、自然とわき起こるときで、こころの整理もむずかしいと言われています。いつにないそんな自分に戸惑いをおぼえながら、毎日を過ごされている方と、お話できたらいいなと思っています。ふと、立ち止まってご自分の今の素直な想いを見つめ、少しずつ、少しずつ、一歩一歩、ご自分のペースで、いつもの自分を取り戻されながら、新しい家族と出会っていけるようお手伝いさせていただけたらと思っています。よろしくお願いします。

令和3年4月より当院に赴任いたしました。
これまで、東京大学医学部附属病院、群馬県立小児医療センター、埼玉県立小児医療センターなどで新生児外科（主に消化管外科、泌尿器疾患）に従事してまいりました。これまでの経験を活かし、産科・新生児科の先生方と一緒に赤ちゃんにできるだけ負担の少ない治療（手術）方針、赤ちゃんの将来を見据えた術後管理を行っていきたいと思います。また、創の目立たない内視鏡手術もできる限り採り入れていきたいと考えております。栃木県および周辺地域のお子さんのお役に立てるように精進していきます。

小児外科を長く専門としております。お子様に手術が必要となった時、ご家族には多くの不安が募ります。できるかぎり侵襲の少ない治療と丁寧な説明を心がけております。産科・新生児科のスタッフと協力しながら診療させて頂いております。外科のことで何か心配なことや不安なことがありましたら、どんなことでもお気軽にご相談ください。

産科・新生児科の先生やスタッフの方々と密に連携し、生まれたばかりの赤ちゃんの手術を担当させていただいております。赤ちゃんにとって一番良い治療をしてあげられるように、またご家族に寄り添い安心して任せていただける医療を提供出来るよう努力を続けていきたいと考えております。どうぞ宜しくお願い致します。

2014年卒の小児外科医です。これまで東邦大学医療センター大森病院、国際医療福祉大学病院、国立病院機構栃木医療センターの小児外科での勤務経験があり、これらの経験を活かし、引き出しの多い小児外科医になることを目指しています。新生児外科では診断・手術とも早さと正確さが予後に直結するため、非常にやりがいがあります。子どもたちのより良い将来をサポートできるよう、日々知識を蓄え技術を研鑽していきます。