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GUIDE FOR OUTPATIENT CLINIC

診療のご案内

精神神経科

外来受付電話
Tel 0282-87-2186
獨協医科大学
精神系医学講座
主任教授
下田 和孝
診療部長
下田和孝
医局長
古郡規雄
病棟医長
佐藤由英
外来医長
岡安寛明

診療内容

今日、精神医学に対するニーズは多様化し、身体医学との緊密な連携によって医療を提供することが必要となってきています。当科ではこれらのニーズに対応すべく精神科疾患全般について 診療を行っています。

外来は常勤医ないし非常勤医5~6名の医師が担当しており、再来患者さんは1日平均120名余り、新来患者さんは年間約1,000名が来院されています。精神医学的診断には精神疾患の診断・統計マニュアル第5版(DSM-5)を用いています。薬物療法には合理的かつ患者さんの体質にあったエビデンスにもとづく薬物治療を行っています。

専門外来として認知症疾患医療センターの運営にも兼務で携わっています。また、2019年から精神科医による認知行動療法(CBTを新設しました。

入院では精神科疾患全般から身体疾患や薬物に基づく症候群の精神障害まで幅広くきめ細やかな治療を行い、患者さんの QOL ( quality of life ) の向上に努めています。

入院では、病床数は42(開放病棟)であり、年間入院患者数は約200名前後となっています。入院患者さんにおいても診断にはDSM-5を用い、週一度(月曜日 14時~)、医局員全員および看護師、心理職が参加して診断・治療方針決定会議を行い、精神医学的診断のみならず、包括的な治療方針について議論するというシステムをとっています。

また、入院患者さんの診療には、グループ制を採用しており、主治医・担当医だけでなく、グループ全体で診療にあたるように努めております。週1度の診療グループ毎のカンファレンスも行われ、グループ内の入院患者さんの情報共有や、より詳細な治療方針を検討するだけでなく、他科入院中で精神神経科が併診している患者さんの治療方針についても議論を重ね、知識の習得も図っております。

2016年4月より、精神科リエゾン・チームを発足させ、回診を行い、一般身体科病棟への入院患者の精神症状に対して、主科と連携して診療にあたっています。

2017年3月には、日本総合病院精神医学会の電気けいれん療法(ECT)研修施設として認定され(研修施設第1号)、年間約200件以上の、ECTを麻酔科医協力の下、行っています。

2021年4月から、反復経頭蓋磁気刺激療法を行っています。


主な対象疾患


予約方法

完全予約制

精神神経科は初診も含めすべて予約制となっています

  • 当院精神神経科の受診を希望される方は、予約が必要です。
  • 来院日前日まで(土・日・祝日を除く)、14時~16時までの間にご連絡ください。
  • 予約は、精神神経科外来(電話:0282-87-2186)まで、お問い合わせください。

予約された方へ

  • 予約時間の約30分前までには、1番初診受付で手続きをし、
    精神神経科外来においでください。
  • 予約時間を30分以上すぎて来院された方は、当日診察できないことがあります。
  • やむをえない事情により、診察開始時間が遅れる場合がありますのでご了承ください。
  • 他の診療科の受診を希望される場合は、午前11時をすぎると受付が終了し、
    同日受診ができなくなります。ご注意ください。

専門外来

  1. ① 認知症疾患医療センターとの兼務で、
    健常高齢者のもの忘れと認知症との鑑別診断を行っています。
    画像検査や血液検査、さらに神経心理学的を行い、適切な治療を提供します。
  2. ② 院内もしくは院外の他の診療科に入院・通院中の患者さんに生じた精神症状 についての
    相談に応じ、適切な処置を講じるリエゾンコンサルテーションにも力を入れています。
  3. ③ 認知行動療法専門外来では、うつ病やパニック障害など不安障害などの患者さんに対して
    精神科医が認知行動療法を行います。認知行動療法とは薬物治療に匹敵する精神療法で、
    偏った思考や行動を変えることで不適切な感情を修正していく治療法です。
  4. ④ 児童思春期外来では子供のメンタルヘルス(心の健康)についての相談を受け付けています。第1,第3水曜日午前で予約制です。診療時間は、原則として初診時1時間、再診時10分で、保険診療です。対象者は、義務教育年齢(中学生まで)です。

チーム医療

  1. ① 認知症ケアチーム(オレンジチーム)として、認知症専門ナースとともに
    精神科以外の病棟に入院中の認知症が疑われる患者さんのケアをサポートします。
  2. ②自殺ケアチームとして自殺企図をされた患者さんに対しては
    多方面にわたり多職種チームで対応し、再企図予防に取り組んでいます。
  3. ③リエゾンコンサルテーションチームとして、
    多職種で入院中の患者の精神的問題(せん妄やうつ状態)の解決をサポートします。
    小児科や救急救命に入院している摂食障害の患者さまの心理的・精神的問題に
    取り組んでいます。
  4. ④ 緩和ケアチームに参画し、緩和ケアを受けられている
    患者さんの心理的苦痛に対応しています。
  5. ⑤ 移植予定患者さんや高度肥満に対する胃切除術患者さんに対しても
    精神医学的評価および心理面でのフォローを行っています。

特に紹介していただきたい患者

  1. ① 難治性うつ病に対して診断や薬物療法の再評価及び修正型電気けいれん療法や
    反復経頭蓋磁気刺激療法を行い、良好な治療実績をあげています。
  2. ② 総合病院の精神科として、他の診療科に入院・通院中の患者さんに生じた精神症状について
    診察依頼に積極的に応じます。また精神疾患患者さんの身体合併症の治療受け入れにも
    積極的に応じます。特に摂食障害の患者さんは身体科と連携しながら入院治療をしています。
  3. ③ 治療抵抗性の統合失調症患者さんへのクロザピン治療の受け入れに応じます。
    まずは、初診予約をしていただき、担当の外来主治医に相談してください。

外来曜日別診療医一覧表

外 来
外 来
岡安
大和田
篠﨑(ま)
中野
大曽根
古郡
佐々木(た)
吉田
菅原
佐藤(由)
横山(宣)
菊池
前原
小杉
鮎瀬
篠﨑(隆)
下田
長谷川
石川
佐伯
横山(さ)
駒橋(徹)
交代制
新 患
新 患
佐々木(た) 下田
岡安
長谷川
菅原
大和田
古郡
佐藤
岡田(第3)
認知症疾患センター
認知症疾患センター
佐々木(た) 下田 長谷川 菅原 古郡
心理面接室
心理面接室
小西 袴田
新井
小西 新井
小西
小西
袴田
CBT専門外来
CBT専門外来
古郡(午後)
児童思春期外来
児童思春期外来
折目
(奇数週午前のみ)