地域連携・貢献REGION
とちぎ子どもの未来創造大学
とちぎ子どもの未来創造大学は、子どもたちの主体的に取り組む態度を育むプログラムです。
栃木県が実施する「とちぎ子どもの未来創造大学」では、子どもたちの学力向上の基礎づくりのために、学校における学習に加えて、学ぶ意欲を高め主体的に学習に取り組む態度を涵養するために、県内の高等教育機関、民間企業等と連携しながら、子どもたちに「本物」に触れる学習機会を提供しています。
本学では、全8コースからなる教育プログラムのうち、「生物・医学コース」にエントリーし、子どもたちにとって貴重な学びの機会、将来の可能性を広げるきっかけとなるようなプログラムの提供に努めています。
令和6年度 実施計画
開講情報 | 活動内容 | 概要 | |
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○ 開催日時 令和6年7月25日(木) ○ 開催場所 獨協医科大学 ○ 参加対象 小学4年生〜中学3年生 ○ 募集定員 10名 |
○ 講義 テーマ: 赤血球のはたらきと性質を観察しよう
講師:
獨協医科大学基本医学 基盤教育部門(化学) |
血液と聞くと赤い赤血球を想像する人が多いかもしれませんが、血液は赤血球以外にも白血球や血しょうなど様々な成分を含む混合溶液として存在します。血液は本当に赤いのか、ぜひこの講座を通して確認してみて下さい。また、体のすみずみに酸素を運んでくれる赤血球ですが、酸素の有無により色が変化したり、病気や物理的要因などにより壊れたりもします。その様子を顕微鏡を使って実際に観察してみましょう。 |
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○ 開催日時 令和6年8月2日(金) ○ 開催場所 獨協医科大学 ○ 募集定員 50名 |
○ 講義 テーマ: ドクターヘリ —救急・災害医療—
講師:
獨協医科大学救急医学講座 |
上空を飛ぶ赤と白のヘリを見たことがあるでしょうか。そのヘリは医療機器や医薬品を装備し、医師や看護師が救急の現場で必要な治療を行うために飛び回ります。獨協医科大学病院は栃木県ドクターヘリの基地病院であり、出動の要請があれば栃木県全域を約2 0分でカバーします。ここで働くフライトドクターから、救急や災害の現場での役割についてお話します。 |
※本講座へのお申し込みは、ページ下部に掲載の関連サイトバナー(とちぎ子どもの未来創造大学)よりお願いいたします。
令和5年度 活動報告
開講情報 | 活動内容 | 定員 | |
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○ 開催日時 令和5年8月10日(木) ○ 開催場所 獨協医科大学 |
○ 講義 テーマ: ドクターヘリ —救急・災害医療—
講師:
獨協医科大学救急医学講座 |
90名(子ども46名、保護者44名) |
本年度は、県内全域より「栃木県ドクターヘリの活動」に関心を寄せる大勢の参加者たち(小学4年生〜中学3年生)にご参加いただきました。当日は、気温が35℃を超える猛暑日でしたが、熱中症対策を行いながら講義と見学の両方を盛況のうちに終了することができました。
「ドクターヘリ —救急・災害医療—」と題した前半パートの講義では、参加者たちは講師の話に熱心に話に耳を傾け、メモを取り、真剣な眼差しで参加していました。質問コーナーでは、「ドクターヘリの機体の値段はどのくらいですか?」、「燃料はどのようなものを使用していますか?」、「多いときに1日何回くらい出動しますか?」など、数多くの質問をいただきました。
また、後半パートのドクターヘリ見学では、参加者たちは持参したカメラやスマートホンを片手に、間近で見るドクターヘリに興奮を隠しきれず、大きな歓声が沸き起こっていました。
見学をしているタイミングで、実際にドクターヘリの出動要請が入り、参加者たちは、出動準備から離陸までを目の当たりにすることができました。和やかな雰囲気が一瞬で緊迫したものへと変わり、アッという間に現場に向かって飛び去って行くドクターヘリを見た参加者たちからは、「かっこよかった」「ドクターヘリが離陸する様子をみられて良かった」などの声が寄せられていました。
プログラム終了後のアンケートでは、「ドクターヘリが導入されるまでの歴史がわかり勉強になった」、「ドクターヘリが活動をするのに、いろいろな人が関わっていることが理解できた」、「半径50km以内を15分以内で移動できることに驚いた」などの感想をいただきました。
今後とも、栃木県の未来を担う子どもたちが「本物」に触れ、主体的に学習に取り組んでいけるようなプログラムを企画していきますので、皆様も機会があれば是非参加してみてください。