認定看護師教育課程
感染管理
2027 年度 認定看護師教育課程 募集要項
募集要項募集定員
15名
受講資格
- 1) 日本国の看護師免許を有すること。
- 2) 看護師免許を取得後、通算5年以上の実務研修を行った者。
- 3) 通算3年以上、感染管理に関わる活動実績(感染対策委員会、ICT、リンクナース会等)を有すること。
- 4) 感染予防・管理等において自身が実施したケア等の改善実績を1例以上有すること。
- 5) 医療関連感染サーベイランス実施における一連の流れを理解していることが望ましい。
- 6) 現在、医療施設等において、専任または兼任として感染管理に関わる活動に携わっていることが望ましい。
認定看護師教育基準カリキュラム
(特定行為研修を組み込んでいる教育課程:B課程教育機関)
分野:感染管理
修了生のメッセージ
4回生(R8.3月修了生)
早瀬 望美
私はCOVID-19のパンデミックが発生した時、リンクスタッフとして感染対策活動に携わっていました。そのような中、自部署がCOVID-19対応病棟となり、スタッフが自身の感染への不安を抱えながら看護を実践する日々でした。
感染管理認定看護師や病棟師長と相談しながら、定期的に個人防護具の着脱のチェックをする機会を設けるなど、スタッフがより安全に看護を実践できる環境作りに取り組みました。こうした活動を通して感染対策の重要性を実感するとともにやりがいを感じ、感染管理への興味が深まりました。
一方で、感染管理認定看護師になるためには約1年間の教育課程を受講する必要があります。家庭を持つ私にとって両立には不安があり、受講を決意することは容易ではありませんでした。しかし、看護部長に背中を押していただき、隣県の栃木県で受講できるということで環境が整っていたこともあり、挑戦することを決意しました。
受講当初は学習を継続できるかという不安や、同期との関係作りへの心配もありました。しかし、同じ目標を持つ仲間たちと出会い、悩みや喜びを共有しながら支えあって学ぶことができました。仲間の存在は大きな励みとなり、最後まで学習を継続することができました。
主任教員の仙田先生をはじめ、多くの講師の先生方から感染管理に関する専門的な知識をご教授いただき、理解を深めることができました。
また、感染管理は病院全体を対象とした活動でありながら、その基盤には日々の看護ケアがあることを学びました。患者さんや医療従事者の安全を守るためには、病院全体を支える立場であっても看護師としての使命を忘れてはいけないという、知識だけでは得られない学びを得ることができました。獨協医科大学地域共生協創センターで学ぶことができたことを誇りに思っています。
これから受講を考えている皆様も、ぜひこの温かい環境で学び、感染管理認定看護師への一歩を踏み出していただければと思います。
2回生(R6.3月修了生)
松田 景子
私は小児科のリンクナースとして感染対策防止活動に従事し、知れば知るほど感染対策の重要性を感じていました。また、COVID-19感染症のパンデミックを受け、病院での感染対策の重要性と共に多岐にわたる役割と介入の必要性を実感していました。スタッフは、感染拡大を防ぐために「何がなんでもやらなければならない」という使命感のもとに感染対策は実践されていました。パンデミック前はスタッフの実践の標準化に苦労していたため、これはある意味チャンスではないかと感じていました。患者・スタッフ・病院を守る感染対策の標準化、組織横断的な感染防止対策の強化を目指し、感染管理認定看護師を志望しました。
看護部に獨協医科大学認定看護師教育課程の案内が届き、勧めていただきました。大阪在住で、栃木県とは縁遠く不安もありましたが、病院から支援を受け受験しました。受験勉強は感染管理を基礎から学びなおす機会となりました。合格してからは感染管理の基礎以外に、当院の感染管理を知る機会を得ました。日々安全に看護ができる背景には、病院全体で感染管理体制の整備と従事するスタッフの努力があるのだと知りました。
教育課程では充実した施設環境、サポート体制の中で、不自由なく学べました。また、名だたる講師の方からご教授いただき、学びの楽しさを実感していました。そして、認定看護師としての役割(実践・指導・相談)もグループワークやディスカッションを通して学べました。経験値をブラッシュアップできたほか、自分の特性を理解できました。感染管理認定看護師としての役割は責任が大きいと思います。ですが、それだけ自分に返ってくるものも大きいと思います。私が感じた関心や楽しさを皆さんにも感じていただければと思います。ぜひ一緒に感染管理を担っていきましょう。
1回生(R5.3月修了生)
山寺 賢
2019年に報告されたCOVID-19の世界的流行を受け、多くの医療機関において感染対策の見直しが行われました。私が勤務する病院でもさまざまな感染対策が行われました。それらを進めていくなかで、新興感染症である未知のウイルスに対する不安や混乱など、多くの課題がありました。その不安を取り除くためには専門的な知識や科学的根拠が必要であり、混乱をしないためにも専門家によるリーダーシップのある対応が必要と考えていました。それらを解決するためには日本看護協会の認定看護師制度が最適だと考え、病院の感染対策をリードしていきたいと、自分が感染管理認定看護師になることを決意しました。私は共働きの妻と4人の娘を持つ父親で、認定看護師を目指すにあたって、転居や通学などによる家庭への負担を心配していました。そのようななかコロナ禍における国の感染対策強化として、感染管理認定看護師の育成や配置の推進について取り組みが行われ、その方針を受けて、2022年に首都圏や東北地方からのアクセスの良い栃木県で開講することとなり、真っ先に飛びつく形で入学を希望しました。
入学すると負担を心配していた家族からは資格取得に向けて応援があり、授業では著明講師からの高度で専門的な講義、充実した図書館設備、リーズナブルに利用できるホテル、交通アクセスはICから数分、専任教員からの総合的なサポートと、恵まれた環境で学習を深めることができました。実習では実際に現場で活躍されている経験・知識が豊富な先輩の認定看護師からの手厚い指導が受けることができました。さらには普段見学することのない他の医療機関の感染対策を学ぶこともできました。高度で専門的な知識を学ぶことができたのはもちろん、それ以上に同じ志を持った同級生と一緒に学びを深めることができたことは、かけがえのない貴重な経験だったと感じています。
感染対策は個人だけでなく、病院全体で行う取り組む必要があります。さらにコロナ禍後は地域全体、県全体、国全体での感染対策が求められています。今までの感染対策よりも大きな視点で感染対策に取り組む必要があり、そのためには多くの仲間が必要です。今後感染管理を担う看護師が増えることを楽しみにしています。