学生・研修医の皆様へ

獨協医科大学埼玉医療センター心臓血管外科は、小児期先天性心疾患を除く、全ての心臓血管疾患の外科治療を担っています。当院の位置する埼玉県は人口あたりの医師数が47都道府県で最も少ないため、症例数、種類いずれも豊富です。
当科では、小切開心臓手術(MICS)やステントグラフト内挿術(EVAR・TEVAR)、経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVR)、経皮的僧帽弁接合不全修復術(TEER)など先進的な低侵襲治療にも積極的に取り組んでいます。 また、救急救命センターがあるため3次救急患者(急性大動脈解離症、大動脈瘤破裂、急性動脈閉塞症など)が多いことも特徴として上げられます。
我々の教育テーマは、academic surgeonの育成です。英語論文の勉強会や積極的な国際学会への出席、海外留学など、「国際化」を重要なテーマと位置づけた若手外科医の育成方針をとっています。さらに当院で働きながら入局後に、大学院生となり学位取得も可能です。自分の興味あるテーマで研究し学位取得することが可能です。
働き方改革も進めています。土日はオンコール制となっており、また、夏・冬に長期休暇の取得が可能であり、メリハリのある医局を目指しています。少しでも心臓血管外科に興味があれば、いつでも見学(遊び)にきてください。

心臓血管外科研修プログラム

以下疾患に関して、検査を行い診断します。診断に基づき治療方針を決定します。外科的治療、内科的治療(カテーテル治療や薬物療法など)を行ないます。
【研修概要】
  ① 心臓疾患:冠動脈疾患、弁膜症、不整脈、心筋・心膜疾患、成人期先天性心疾患、など
  ② 大血管疾患:胸部大動脈瘤、腹部大動脈瘤、大動脈解離、肺動脈血栓塞栓症、など
  ③ 末梢動脈疾患:閉塞性動脈硬化症、バージャー病、急性動脈閉塞、血管損傷、透析用内シャント
  ④ 静脈疾患:下肢静脈瘤、深部静脈血栓症、血栓性静脈炎

  臨床研修指導医

戸田 宏一、  高野 弘志、  鳥飼 慶、  齊藤 政仁

  一般目標

心臓血管外科領域の疾患に関して、適切な診断と治療方針の決定、そして治療ができるようになること。

  具体的目標
後期研修1年目

指導医と相談しながら術前、術後の管理を適切に行えるようになる。
指導医のもと、動脈血栓除去術や末梢動脈バイパス、シャント手術を術者として行えるようになる。
指導医のもと、開胸・人工心肺装着、単弁置換術が行えるようになる。
指導医のもと、冠動脈バイパスグラフト(大伏在静脈、橈骨動脈、胃大網動脈)の採取が行えるようになる。

後期研修2年目

指導医のもと、下肢静脈瘤手術、腹部大動脈瘤手術、血管形成術(PTA、内膜摘除術など)を術者として行えるようになる。
指導医のもと、内胸動脈の剥離が行えるようになる。
※上記二年間で、外科専門医取得のため腹部外科、小児外科ローテーションも行なう。

後期研修3年目

冠動脈バイパス術、弁膜症手術  大動脈手術  術者となる。
腹部ステントグラフト留置術、胸部ステントグラフト留置術の術者となる。
TAVRの術者となる。
大学院進学した場合学位取得のために研究を行う。
心臓血管外科新専門医制度における、連携施設での修練を行う。

  週間予定
土日
午前 内科外科合同
カンファレンス
手術 術前カンファレンス 外来 術後カンファレンス 当番制
手術 手術 手術
午後 手術 手術 手術 外来 手術 当番制
エコーカンファレンス

週1回研究日(外勤日)があります。


関連サイト

獨協医科大学埼玉医療センター  初期臨床研修概要

http://www.dokkyomed.ac.jp/hosp-k/bosyu/115.html

獨協医科大学埼玉医療センター  後期臨床研修概要

http://www.dokkyomed.ac.jp/assets/files/hosp-k/senkouiboshu/rejidentboshu30.pdf

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