日頃より、当院との連携医療に格別のご高配を賜り、深く感謝申し上げます。
この度令和4(2022)年4月より、前任の井上晃男よりセンター長を引き継ぎました釜井隆男と申します。
当院地域連携・患者サポートセンターは、地域医療機関、福祉関連施設、訪問看護ステーション等の皆様とのより円滑な地域連携のネットワークの推進に取り組んでいくことを目的に、平成25( 2013)年4月に地域医療連携センターとして開設いたしました。
その後、他医療機関との連携を図りながら、入院患者さんの退院・転院調整や各種相談支援業務や入院支援業務を開始したことに伴い、業務内容と役割を明確にするため平成30(2018)年7月に地域連携・患者サポートセンターと名称変更いたしました。
主な取り組みとしましては、毎年「ゆうがお医療連携フォーラム(旧獨協医科大学病院連携医療懇話会総会)」を開催し、医師・歯科医師・看護師・医療ソーシャルワーカー・連携担当事務スタッフ等との情報交換を行っております。
また、急性期治療後の転院をスムーズに行う取り組みとして平成25(2013)年度から「Dokkyo Alliance Clinics & Hospitals (DACH:ダック)」と命名した医療ネットワークを構築し、令和5(2023)年4月時点で43医療機関に参加いただいております。また、Dokkyo Alliance Clinics & Hospitalsに賛同して頂いた医療機関の院長先生及び連携業務を担当されている看護師・医療ソーシャルワーカー・事務スタッフの皆様方との懇親会も開催しております。
現在の一番の課題は、地域全体で医療をどのように構築していくかであると考えています。そのためには、各地域ごとの医療ニーズを個別に検討しつつ、解決のために包括的に検討し知恵を出しながら対応策を協議していく信頼関係が必要であろうかと考えます。今後も連携医療の推進に取り組み、患者さんが質の高い医療サービスを受けられるように地域医療機関の皆様と「顔の見える連携」を推進し、円滑にコミュニケーションを取れるよう努力して参る所存ですので今後ともよろしくお願い申し上げます。