燃え尽き症候群について
新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)の対応にあたる医療従事者などが、極度の疲労により燃え尽きたように意欲を失い、社会的に適応できなくなってしまう燃え尽き症候群(バーンアウトシンドローム)を呈してしまう恐れがあります。燃え尽き症候群は、(1) 消耗したという感覚、(2) 仕事に対する否定的・冷笑的な感情、(3) 職務上の課題を達成できるという感覚の低下、の3つで特徴づけられ、先行きに対する悲観的な認識につながりやすく、自殺の危険要因として注意すべき徴候です。
医師や看護師などの業務は、感情を使って対人援助を行う、いわば感情労働であり、特に燃え尽き状態に陥りやすい職種の一つと考えられています。
仕事から距離をとることも
重要なスキルです
仕事に感情が乗っ取られないよう、一日の中で1時間程度は「自分の感情に正直になる時間」を設けましょう。またエクササイズはストレス解消の一つです。自宅にワークアウト用スペースを設けたりして気軽に体を動かしましょう。何度か深く深呼吸してみるのも自分を落ち着かせるのに役立ちます。