group hand surgery手・上肢班

各種手外科外傷(骨折、腱損傷など)

各種の骨折や腱損傷に対して、保存治療(ギプスなど)による治療が困難と判断された場合に手術を提案させていただいています。
骨折して転位してしまった骨をなるべく元の形状に整復した後、再転位しないようにインプラント(スクリューやプレート)を用いて固定しています。骨折の部位や型に応じて、より適切な整復および固定方法を計画、実施しています。

患者さん
70代女性
左写真(術前)
術前の手首の骨折(橈骨遠位端骨折)のX線写真。骨折により手首が変形し短くなっています。このままではギプスによる治療を行なった場合、手関節の可動域の制限や疼痛の残存などが予想されます。
右写真(術後)
神経ブロックによる部分麻酔での観血的整復内固定術後のX線写真です。骨折の丁寧な整復を心がけ、可能な限り元の形に戻して、スクリューとプレートで固定しました。
治療期間
通常2~3日で自宅退院となります。
費用
全て保険診療で行われます。
リスク
出血、神経麻痺、偽関節、細菌感染などが起こり再手術となる可能性があります。