教授挨拶
獨協医科大学 埼玉医療センター 整形外科のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。当科は1984年の獨協医科大学越谷病院開院に合わせて開設され(五十嵐裕教授)、野原裕教授(1991年~)、大関覚教授(2007年~)と引き継がれてきました。2018年に第二整形外科が新設され私が主任教授として着任し、第一整形外科(大関覚教授)とともに整形外科診療を担ってまいりましたが、2021年に整形外科として統合され今日に至ります。
私たちの役割は、埼玉県東部地区における最大規模の病院の整形外科、かつ大学病院の整形外科として、小児から超高齢者まで多岐にわたる運動器の疾患・外傷に対し、高度医療を安全に提供することと考えています。そのために、股関節、膝関節、足関節・足部、脊椎、上肢、外傷、小児の各専門診療グループに指導医・認定医・専門医を配し、互いに連携しながら精力的に活動しています。専門性の特に高い骨軟部腫瘍領域についても、県内や東京の非常勤専門医が対応します。
これらの専門診療を持続的に提供するために必須の2つの柱が、学術活動と教育です。大学病院として医学・医療の進歩に資するような研究結果を各専門診療グループから国内外に発信するとともに、充実した 専門医養成プログラム により人間性ならびにアカデミックな素養を兼ね備えた整形外科専門医を育成し続け、将来にわたって地域医療を担う責務を果たしたいと思います。2021年に専門研修体制を刷新し、所属専攻医の数は5倍以上に増加しました。これを受けて、2025年度からは研修プログラムの専攻医定員数の倍増が認められています。
「常に研鑽し、患者の信頼にこたえる」という当センターの理念のもと、スタッフ一丸となって日々診療・研究・教育に励んでいます。獨協医科大学埼玉医療センター整形外科をどうぞよろしくお願いいたします。
2024年7月
整形外科主任教授 神野哲也