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獨協医科大学埼玉医療センター小児科

専門外来

アレルギー・免疫・リウマチ外来

担当医:松原知代

アレルギー・免疫・リウマチ外来では、食物アレルギー、気管支喘息、アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患、自己炎症性疾患、免疫不全症、リウマチ疾患の診断と治療を行います。アレルギー疾患の患者さんは増加していますが、血液検査が陽性なだけで不必要な食物制限をされているお子さんが多く、正確な診断と早期からの治療が必要です。血液検査、皮膚テスト、食物経口負荷試験などを行っています。また、食物アレルギーは経皮的に抗原が入ると悪化しますが、経口投与すれば免疫寛容の誘導ができることから、食物アレルギーの経口減感作療法も行っています。気管支喘息は、ガイドラインが整備されて入院の患者さんは減りましたが、未だ正確な診断がなされず、治療が不充分な患者さんが多くみられます。自己炎症疾患、免疫不全症は遺伝子診断により早期の治療が可能となり、リウマチ疾患も生物学的製剤の開発により難治例も治るようになりました。

神経外来

担当医:作田亮一、村上信行、板橋 尚

神経外来では、言葉の遅れや行動の異常などの発達の問題から、脳の障害、神経や筋肉の病気、てんかんなど幅広い病気を対象にしています。診断に必要な検査も、血液や髄液の検査をはじめとして、CT・MRIなどの画像検査、脳波などの生理機能検査、筋生検などの病理検査と多岐にわたります。また神経疾患ではさまざまな合併症を有することが多く、治療に関しては院内・科内の医師と協力して行います。

さまざまな困難に直面するときも、お子様と保護者の方を中心に、私たちにそのお手伝いができればと考え診療にあたっています。

発達・精神外来(子どものこころ診療センター)

担当医:作田亮一、大谷良子、荒川明里

発達・精神外来では「子どものこころ」の問題に向き合い、その問題の診断、治療、支援を専門としています。対象となる疾患は発達障害(自閉症スペクトラム障害、注意欠陥多動性障害、学習障害)、チック、心身症、神経症、適応障害(不登校)、摂食障害、愛着障害、被虐待児症候群など子どものこころの問題全般です。小児神経科医による診療、心理士による心理療法、音楽療法士による音楽療法、福祉、教育など関連機関との地域連携を行い、発達のアンバランス、ストレスコーピングの乏しさなどにより困り感を抱えた子ども、ご家族に対してサポートを行っています。

腎臓外来

担当医:吉野篤範、水谷 亮

腎臓班は、学校検尿による血尿、蛋白尿の精査をはじめ、腎炎、ネフローゼなど腎臓の病気の検査と治療をしています。尿は、身体の中で起きている様々な状態、病態を教えてくれる貴重な情報源です。尿所見の異常があっても、腎臓のみに病気があるとは限らず、全身の病気の検索もします。泌尿器科、腎内科の協力のもと、腎生検でより詳しい検査(腎の組織診)をすることもあります。尿路系に形態異常がある患者様については小児泌尿器科と連携し診療にあたります。
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糖尿病・内分泌外来

担当医:大戸佑二

糖尿病・内分泌グループでは、ホルモンの異常に伴う疾患の診療を行っています。ご心配なことがありましたら、お気軽にご相談ください。

<身長についてお悩みの方、思春期の身体の変化の時期について不安な方へ>

当専門外来にて対応いたします。受診の際、これまでの成長の経過を確認させて頂くことが大事になりますので、母子手帳や保育園、幼稚園・学校の成長記録をお持ち下さい。ホルモンの負荷試験は数日間の短期入院にて実施しております。長期の外来フォローが必要な方については、お近くのかかりつけ医さんと連携してフォローいたします。

<1型糖尿病の方へ>

アルゴリズム法(責任インスリン理論)に基づいた指導を行っております。カーボカウント法には固執せず、患児やご家族が無理なく病気と付き合っていけるように心がけています。発症時や進学時には、ご希望に応じて学校訪問も行っております。

プラダーウィリ症候群外来

担当医:村上信行、大戸佑二

プラダーウィリ症候群は、年齢が経過するごとに内分泌、神経、心理学的問題が変化することを特徴とします。私たちはそれぞれの問題に対して、その領域の専門家が丁寧に対応することを心がけています。当外来では、15年以上にわたって専門的に診療しており、現在までの延べ数も200例を超えるまでになりました。薬物療法や成長ホルモン補充療法を中心に外来加療を行いますが、入院加療も行っています。

循環器外来

担当医:葭葉茂樹、白石昌久

先天性心疾患、不整脈、川崎病、心筋症など小児科領域における心疾患に対して、常勤医師2名、非常勤医師1名が診療を行っています。埼玉県東部地域は小児循環器医および循環器外来が絶対的に不足しており、この地区の医療機関からの紹介、また地域の乳児健診や学校健診などの受け皿として幅広く患者さんを受け入れております。提携施設と連携して心臓カテーテル検査、外科的治療を実施しており速やかな対応が可能となっています。

肝臓外来

担当医:乾あやの

わが国の小児科は、肝臓・消化器を専門にしている施設は首都圏のみならず全国的にもきわめて少ないのが現状です。先進諸外国では大学病院小児科や小児病院の中には、必ず肝臓・消化器部門があります。当科では、このような状況を受けて肝臓学会認定の肝臓専門医・指導医の資格を有する乾医師をお迎えして、肝臓専門外来を毎週木曜に行っております。経過中、身体合併症や発達の問題が認められた場合には、必要に応じ院内の各専門外来と連携して診療しています。

フォローアップ外来

担当医:新田晃久

早産児や低出生体重児、母体合併症や胎児超音波で異常の認められた新生児などを中心に、当院退院後や院外出生後にフォローアップの必要のある患者様を受け入れ、地域と協調したフォローアップを行っています。

また、別日のシナジス外来では早産、先天性心疾患、ダウン症候群の患児で適応がある場合、院内出生、院外出生を問わずシナジス投与を行っております。経過中、身体合併症や発達の問題が認められた場合には、必要に応じ院内の各専門外来と連携して診療しています。

小児血液・腫瘍外来

担当医:中尾朋平

鉄欠乏性貧血、再生不良性貧血、遺伝性球状赤血球症、免疫性血小板減少性紫斑病、血友病、好中球減少症などの小児血液疾患、白血病、悪性リンパ腫、神経芽腫、ウィルムス腫瘍といった小児悪性腫瘍疾患、脳腫瘍などの総合的診療を行います。

血友病など生涯を通じての医療が必要な場合には、血液内科や産婦人科との連携を図り、化学療法、造血幹細胞移植や放射線治療などを含む悪性腫瘍の集学的治療は、小児外科、放射線科、脳神経外科、病理診断科、その他各科との協力により実施します。

小児一般外来

担当医:交代制

当科では、月曜から土曜までの午前中に一般外来を行っております。発熱や咳、嘔吐、下痢など小児でみられる一般的な急性疾患から、原因がわからず症状が持続している慢性疾患まで幅広く対応しています。血液検査や画像検査の結果に応じて当科内の専門外来に紹介することも可能です。必要であれば入院加療につなげるなど常に迅速な対応を心がけております。

心理外来(子どものこころ診療センター)

担当心理士:田副真美、中込美香、黒岩千枝、吉田有希、岩波純平

子どものこころを扱う専門外来として、臨床心理士による心理外来をおこなっております。不登校や心身症、発達に関するご相談を受け付けております。また、気がかりな事、困った事があっても、それをどこへ相談したらよいのかわからない場合もあるかと思います。そういったご相談にも対応させていただきます。

状態に応じて検査・カウンセリング・セラピー・療育をおこないます。医師をはじめとする医療スタッフと連携し、心理社会的アプローチを提供します。
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