医療関係者へ
研修プログラム初年度より,手術室の麻酔管理と共に痛みの診療(研修)に参加することで, 急性痛,がん性疼痛,慢性疼痛の診療に精通した麻酔科医を育成しています。また,社会人大 学院制度を利用することで,研修プログラム期間内(4年間)で学位の取得も可能です。
麻酔科医の根幹となる全身状態のコントロールや気管挿管、硬膜外麻酔や脊椎麻酔など、 年間8000件を越える豊富な手術症例数をもとに数多くの麻酔指導医のもとで学習することが できます。症例の種類も一般外科、心臓血管外科、脳神経外科などメジャーな症例から耳鼻咽 喉科、眼科、皮膚科などマイナーな症例まで多岐にわたっています。
麻酔科医としてある程度の経験年数を経過してからでないとペインクリニックの学習ができ ないカリキュラムを組んでいる病院が多いなか、当麻酔科では後期臨床研修開始とともにペイ ンクリニックの学習開始が可能です。薬物療法とともに神経ブロックも外来で行う硬膜外ブロ ックや星状神経節ブロック、放射線室や手術室で行う交感神経ブロックや神経根ブロックなど 治療法を多岐にわたって学習することができます。
麻酔やペインクリニックも学習しながら、希望があれば緩和医療の学習を行うことも可 能です。数年前より緩和ケアチームが発足し、現在多くの麻酔科医が緩和医療にも携わっ ています。