当科の取り組み

当科の取り組み

泌尿器科は、腎臓、尿管、膀胱および尿道などの尿路、そして精巣や前立腺などの男性生殖器を対象としています。泌尿器科で診療する疾患は、腎がん、膀胱がん、前立腺がん、精巣腫瘍などの悪性腫瘍と排尿障害、尿路結石、性機能障害、腎機能障害など多岐にわたります。

当科はこれらすべての疾患において、高度に先進的な医療を提供できる体制を整えています。

手術では、患者さんに負担の少ない低侵襲手術の実践を心がけており、多くの手術を、ロボット支援下、また腹腔鏡下手術にて行っています。当院には、手術支援ロボットとしてダビンチに加え、我が国初の国産手術支援ロボットであるhinotoriが2021年より導入されており、当科でも2台体制でロボット支援手術を行っています。悪性腫瘍に対しては、低侵襲手術を行っていますが、拡大手術が必要な場合などには、他の診療科と協力して手術も行います。薬物療法でも、免疫チェックポイント阻害剤、分子標的薬、抗がん剤などによる最先端の治療を行っています。

小児泌尿器疾患については以前より腹腔鏡手術を取り入れており、十分な実績があります。腎移植は2018年より開始し、その件数も増加しております。現在は生体腎移植に加えて献腎移植も取り組んでいます。男性不妊症に対しても、リプロダクションセンターと連携し、生殖医療に取り組んでいます。今後も各領域において最先端の治療が行えるよう、医局員一同日々精進してまいります。どうぞ宜しくお願い申し上げます。