TO RESIDENTS / 医学生・医師の方へ女性医師の皆さんへ

獨協医科大学埼玉医療センターでは妊娠・出産・育児などの家庭的な事情にも配慮した勤務システムを採用しています。

当科は女性の医局員も多く、働きやすい環境です。育児短時間勤務制度を上手に利用しながら専門医資格を取得した先輩医師もいます。そんな先輩の経験をご紹介します。

様々な選択が可能で、
どの選択でも応援してくれる医局です。

平成29年入局

私の両親は共働きで大人が家の外で働くのは普通の事でした。また小学校の時に男女区別なくさん付け呼びで名前の順も勿論男女混合の、男女平等教育で育ちました。しかし年を重ねるうちに社会には性差による不平等があることを知り、平等である事の貴重さを感じています。

医師は資格がいる職業ゆえ比較的性差の少ない業界ですが、その中でも私の入局した糖尿病内分泌・血液内科は概ねリベラルな科だと思います。まず与えられる機会や仕事に性差はありません。学会発表や参加は医局員平等に機会が与えられまた求められます。婚姻の有無で当直の回数が変わることはありません。嫌厭する人もいるかもしれませんが手技の取得も必要です。それでも得手不得手や抱えている事情は人それぞれ異なりますので、男女差でなく個人差で同僚や上司からのフォローーサポートがあります。

過去の女性医局員のキャリア形成は人それぞれです。子どもを生み、ご本人の選択で時短勤務で外来業務を勤められた先輩もおります。女性講師の先生は長らく常勤で病棟および外来業務にあたられました。また近年数人の医局員が結婚しました。当たり前の様に医局みんながお祝いをしていましたが、仕事場で結婚が喜ばれるのは当たり前のようですが貴重な事です。それは一人の結婚により他の医局員の負担が変わらないのと、この医局がファミリーとして一人一人の人間的な幸せを願っているからでしょう。

男女問わずライフステージの変化等によりキャリア形成に誰しも悩む事と思います。私も悩んでいる最中です。しかしこの医局でしたら、様々な選択が可能で、どの選択でも応援してくれることでしょう。

子供との時間を大切にしつつ
自分自身のスキルアップが目指せます。

平成20年入局(糖尿病専門医)

私は平成23年に第1子を出産し、育児休暇を頂いた後外来診療を中心に少しずつ復帰をしておりましたが、平成24年より短時間勤務制度を前教授から勧めて頂き、利用することができました。

当初、大学での継続勤務にとても不安を感じていましたが、この制度を利用することで外来診療を中心に復帰することができました。平成25年には糖尿病専門医を取得し、子供との時間を大切にしつつ自分自身のスキルアップを目指すことができ、病院や医局の皆様には大変感謝しております。