薬剤部の紹介

部長挨拶

部長挨拶昨今、医療の高度化に伴い、我々薬剤師の職能が多岐にわたる分野で求められています。獨協医科大学病院は、1974年7月17日に開院し、薬剤部は約30名の薬剤師で業務を開始しました。開院当時は薬剤部内で調剤業務や製剤業務を主に行っていましたが、時代の流れとともに薬剤師の職能が求められ業務が拡大していきました。病棟業務はもちろんのこと、抗がん剤や高カロリー輸液の無菌調製、手術室・PETセンターへの薬剤師の配置、チーム医療への参加、平成30年度からは医療安全推進センターや感染制御センター、入院支援センターに薬剤師を配置しています。さらに開院以来外来処方箋を院内で調剤してきましたが、令和2年(2020年)4月より院外処方箋にしたことにより、全病棟、ICUへ薬剤師を配置し、薬剤部内だけでなく臨床現場での業務を拡大しています。現在では90名を超える薬剤師が勤務しており、病棟やチーム医療の中で活躍しています。

当院は大学病院なので臨床・研究・教育ということを常日頃から意識しながら勤務しております。臨床は上記のように多岐にわたる業務を行っており、認定あるいは専門薬剤師を取得した薬剤師、取得を目指している薬剤師が活躍しています。研究では、日々の業務で疑問に感じたことを調査、あるいは外部の業者に測定を依頼し、得られた結果をまとめて学会などで発表して知識を深めています。教育ということでは、新人薬剤師や薬学生はもちろんのこと、実際の実務を通して若い人材を育成しています。認定や専門薬剤を取得したい薬剤師のために援助する制度も整備しているところであり、薬の専門家として活躍できるよう薬剤部全員でフォローしていきたいと考えております。また、薬剤師の育成だけでなく、看護師を目指す看護学校の学生や認知症認定看護師を取得したい看護師がより深く薬の知識を得るために薬理学の講義も行っており、看護師の育成にも貢献しています。

まだまだ薬剤師の職能が必要な領域は多々あります。その要望に誠心誠意をもって応え、患者様に良質な医療を提供できるよう精進してまいります。このような獨協医科大学病院薬剤部に興味がある方は一度足を運んで頂ければ幸いです。

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