研究紹介

12誘導心電図伝送によるST上昇型心筋梗塞の治療効果

CCUグループ 責任者 菊地 研

近隣消防(栃木消防・鹿沼消防)との協力のもと、救急隊員が現場から12誘導心電図を当救命救急センターへ送信するシステムを開始しています。

このことにより、胸痛例では病院到着前に心電図を確認することができ、ST上昇が確認できれば、救急車が病院到着した時には心カテ室の準備が整っており、直ちにカテーテル治療による再灌流療法を行うことが可能になっています。

ドクターヘリの効果とも合わせて、病院到着時から再灌流するまでの時間が短縮され、さらに発症から再灌流するまでの時間が短縮されています。

我々は、この時間短縮によるST上昇型心筋梗塞の治療効果と転帰の改善を研究しています。

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