渡航前から帰国後までを見据えた
総合的な健康管理を提供
近年、海外への渡航はビジネス、留学、観光、国際交流など様々な目的で日常的に行われるようになりました。一方で、渡航先によっては日本国内ではほとんどみられない感染症や健康上のリスクが存在しており、十分な準備を行わずに渡航した結果、現地での発症や帰国後の健康被害につながるケースも少なくありません。
獨協医科大学埼玉医療センター附属越谷クリニックの渡航外来では、海外へ渡航される皆様が安心して現地で活動できるよう、渡航前から帰国後までを見据えた総合的な健康管理を提供しております。
渡航前には、渡航先の地域特性や滞在期間、渡航目的、現地での活動内容などを総合的に評価し、それぞれの方に適した感染症予防対策をご提案いたします。特に、A型肝炎、B型肝炎、破傷風、狂犬病、日本脳炎、腸チフス、髄膜炎菌感染症など、渡航先によって接種が推奨または必要となるワクチンについて、最新の国際的知見や各国の入国要件を踏まえながら適切な接種計画を立案いたします。
また、マラリア予防や蚊媒介感染症への対策、食事や飲料水に関する注意点、高山病対策、慢性疾患を有する方の渡航管理など、ワクチン接種だけでは対応できない様々な健康リスクについても専門的な助言を行っています。
さらに、海外滞在中や帰国後に発熱、下痢、発疹などの症状が出現した場合には、渡航歴を踏まえた適切な診断・検査・治療へとつなげることが重要です。当院は獨協医科大学埼玉医療センターと緊密に連携し、高度な感染症診療体制のもとで対応できる環境を整えています。感染症は国境を越えて広がる時代となり、個人の健康管理のみならず、社会全体の感染症対策の観点からも渡航医学の重要性はますます高まっています。海外渡航を予定されている方はもちろん、企業や教育機関の海外派遣担当者の皆様にも、ぜひ当外来をご活用いただきたいと考えております。
私たちは、皆様が安全かつ安心して海外での活動を行い、健康な状態で帰国されることを支援するため、専門的知識と経験に基づいた渡航医学サービスを提供してまいります。渡航の予定が決まりましたら、できるだけ早い段階でご相談ください。特に複数回のワクチン接種が必要な場合には、出発の数か月前から準備を開始することをお勧めいたします。
皆様の安全な海外渡航を、スタッフ一同全力でサポートいたします。どうぞお気軽にご相談ください。
獨協医科大学埼玉医療センター附属越谷クリニック
渡航外来部門長春木 宏介
(獨協医科大学埼玉医療センター
感染制御部・臨床検査部 教授)

