予防医療で
一人ひとりの健康づくりを支援
平素より当クリニックをご利用いただいております皆様、ならびに地域の医療機関・企業・健康保険組合の皆様に、心より御礼申し上げます。
現代の医療は、病気を治療する医療から、病気を未然に防ぎ、健康な状態を長く維持する医療へと大きく変化しています。わが国では世界に類を見ない速度で高齢化が進み、健康寿命の延伸が社会全体の重要な課題となっています。そのような中で、人間ドックや健康診断をはじめとする予防医療の果たす役割は、これまで以上に大きなものとなっています。
私は脳神経内科医として長年にわたり、脳卒中、認知症、パーキンソン病をはじめとする神経疾患の診療に携わってまいりました。日々の診療の中で強く感じることは、多くの疾患において「予防」と「早期発見・早期介入」が極めて重要であるということです。
特に脳卒中は、突然発症し生命に関わるだけでなく、後遺症によってその後の人生を大きく変えてしまう可能性があります。また認知症についても、発症後の治療だけではなく、生活習慣病の管理や適切な健康管理を通じて発症リスクを低減することが重要であることが明らかになってきています。
脳の健康は、決して脳だけの問題ではありません。高血圧、糖尿病、脂質異常症、肥満、喫煙、運動不足など、日常生活に関わるさまざまな要因が脳血管障害や認知機能の低下に深く関係しています。そのため、脳神経内科医として診療を続ける中で、私は予防医療の重要性を確信するようになりました。
当クリニックでは、人間ドックや各種健康診断を単なる「異常の有無を確認する場」としてではなく、皆様がご自身の健康状態を正しく理解し、より健康な人生を送るための第一歩となる機会として位置付けています。
検査結果をお伝えするだけでなく、その結果が将来の健康にどのような意味を持つのか、どのような医療介入が望ましいのかについても丁寧にご説明し、一人ひとりの健康づくりを支援してまいります。
また、当クリニックの大きな特徴は、大学病院附属施設として高度専門医療との強固な連携体制を有していることです。人間ドックや健康診断において精密検査や専門的な診療が必要と判断された場合には、獨協医科大学埼玉医療センターの各専門診療科と緊密に連携し、迅速かつ適切な医療へつなげる体制を整えています。
地域に身近なクリニックでありながら、大学病院の高度な専門性と先進的な医療を活用できることは、当クリニックならではの強みであると考えています。
さらに近年では、医療機関に求められる役割も多様化しています。医療の質はもちろんのこと、受診しやすさ、利便性、安心感、そして受診者の皆様に寄り添う姿勢がこれまで以上に重要になっています。私たちは職員一同、受診される皆様が安心して健診や診療を受けられる環境づくりに努め、信頼されるクリニックであり続けたいと考えています。
人生100年時代と言われる今、重要なのは単に長生きすることではなく、心身ともに健康で、自分らしく充実した生活を送ることです。その実現のためには、病気になってから医療を受けるのではなく、健康なうちからご自身の健康状態を把握し、適切な予防に取り組むことが欠かせません。
当クリニックは、地域の皆様の健康寿命延伸に貢献する予防医療の拠点として、そして皆様の健康を支える身近で信頼できるパートナーとして、これからも質の高い医療サービスの提供に努めてまいります。
今後とも皆様のご支援とご指導を賜りますようお願い申し上げます。
獨協医科大学埼玉医療センター附属越谷クリニック
院長宮本 智之
(獨協医科大学埼玉医療センター 脳神経内科 教授)

