放射性同位元素とは

 放射性同位元素は、ラジオアイソトープ:Radio Isotope略してRIといいます。化学的性質は同じですが重さが違う元素(同位元素 =アイソトープ)のうち、放射線を出すもの(放射性=ラジオ)をいいます。

 使用する放射性同位元素は身体に影響の少ないものをきわめて微量に投与されます。薬によっては臓器に集まる時間が違うため、投与後すぐに検査ができる臓器と、時間をおいてからしかできない臓器があります。

 放射線の量も時間と共に少なくなり、体外に排出されますので、身体への影響についても心配ありません。


検査前(診察・予約)

・診察を受けていただき、症状に合わせて検査の予約をしていただきます。

・検査予約に合わせて検査に使う薬を用意します。

・検査薬は検査当日しか使えないため確実に来院できる日を予約してください。

・検査に疑問や不安、また妊娠中、授乳中の方は主治医に申し出てください。


検査当日(主な検査の流れ)

1.撮影の前に検査薬を投与します(ほとんどが静脈注射ですが、ガス状の薬を吸引したり、カプセル状の薬を内服する検査もあります)

2.検査薬が目的の部位に達するまで少し待ちます(薬の投与後、または数時間、数日後に撮影します)

3.撮影寝台に仰向けになり、撮影が開始されます(綺麗な写真を撮るためにカメラが接近します)体は動かさずにお願いします。

4.時間をずらして撮影したり、カメラを移動させて撮影することがあります(数分で終わる検査や、数十分で終わる検査があります。また、お薬の体内での移動を観察するために、数回撮影する検査もあります)

5.検査終了です。普段通りの生活を送って大丈夫です。(検査結果については主治医が説明しますので指定された日時に来院してください)

 

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