獨協医科大学 小児科学

教授あいさつ

獨協医科大学小児科学  主任教授 白石 秀明

獨協医科大学小児科学
主任教授白石 秀明

子どもたちの未来のために、医局員一同 小児医療に尽力いたします。子どもたちの未来のために、医局員一同 小児医療に尽力いたします。

獨協医科大学小児科のホームページにようこそ。

獨協医科大学小児科は、栃木県のほぼ中心に位置し、隣接する自治医科大学病院と共に、とちぎ小児医療センターを形成しております。とちぎ小児医療センターには小児科と共に小児外科、整形外科、救急科、耳鼻咽喉科、リハビリテーション科、脳神経外科、眼科、精神科、泌尿器科、口腔外科、精神科などが参加しており、栃木県全県あるいは北関東一円より患者さんを受け入れ、この地域の小児医療の中心を担っております。特に、夜間を含めた小児救急医療においては、「患者さんは断らない」という方針の下、沢山の患者さんの治療に当たっております。また、自治医科大学病院とは緊密な連携を取っており、文字通り、この地域における小児医療の最後の砦として日々努力しております。

特に新生児医療、アレルギー関連疾患、脳炎脳症を含めた小児神経救急疾患の治療においては栃木県に留まらず、本邦におけるリーダーとしての役割を自認しております。

また、教育機関として医学生、初期研修医の教育、そして小児科を専門とすることを決めた小児科専攻医に対する教育を精力的に行なっております。

少子高齢化が言われ、小児科の必要性が下がっているように感じられるかも知れませんが、それは全くの間違いです。この10数年で医学はとても進歩しており、健康な子どもを育てるためにしなくてはならないことは山ほどあります。克服できるようになった疾患も沢山増えてきており、常に最新の医学情報に遅れないように、小児疾患の治療に当たる必要があります。また、NICU医療を始めとした新生児医療は、それこそ日進月歩に進化しており、沢山の小さな赤ちゃんが元気に育つ時代になりました。

「少なく産んで大事に育てる」と言うことも出来ますが、子どもが減っていく現状も何らかの方策で改善していかなければならず、今後小児科医が担う役割は更に増えていくのではないかと考えます。このような理由で、いつまで経っても、小児科医のニーズが減ることはありません。

また、沢山のお子さんの成長に寄添うことが出来ることは、他の診療科では得られない、幸せな時間です。このような小児科医の魅力を、次代を担う若い医学生、研修医に伝えていければと考えております。

獨協医科大学小児科のモットーは「和気満堂(わきまんどう)」です。これは、「和やかな雰囲気がこの場に満ちている」という意味です。このような雰囲気に陶冶された精神を持ちながら、未来を担う子どもたちの健康を守り、成長を見守っていくことが、私達の目標です。

これからも自己研鑽に努め、最高の医療を提供できるように努力する所存であります。

共に歩む、仲間を求めております。

略歴

1967年3月
岩手県盛岡市生まれ
1992年3月
北海道大学医学部卒業、北海道大学医学部小児科に入局、研修を行なう。
1997年4月
国立療養所静岡東病院(てんかんセンター)
2000年4月
北海道大学医学部附属病院小児科医員
2001年4月
Research fellow, Department of Radiology, Massachusetts General Hospital/ Harvard Medical School, Boston, USA
2003年4月
手稲渓仁会病院小児科
2004年4月
北海道大学病院小児科医員
2008年11月
北海道大学病院小児科助教
2015年8月
北海道大学病院てんかんセンター開設・副部長
2015年10月
北海道大学病院小児科講師
2020年6月
北海道大学病院小児科診療准教授
2024年3月
獨協医科大学医学部小児科学主任教授、現在に至る。

学会等(資格・役職)

  • 日本小児科学会(専門医)
  • 日本小児神経学会(小児神経科専門医・評議員)
  • 日本てんかん学会(指導医・評議員・理事)
  • 日本生体磁気学会(評議員・理事)
  • 日本臨床神経生理学会(代議員・脳波・筋電図・神経伝導認定医・代議員)
  • 国際臨床脳磁図学会(Executive committee)
  • 日本てんかん学会北海道地方会(会長・幹事・学会誌常任編集委員)
  • 日本小児神経学会北海道地方会(幹事)
  • 日本臨床脳磁図コンソーシアム(代表幹事)

その他

研究会

乳児けいれん研究会(世話人)
北海道重症心身障害医療研究会(世話人)
北海道小児神経症例検討会(世話人)
北海道先天代謝異常症研究会(世話人)