鼻・副鼻腔外来

春名 眞一、柏木 隆志、常見 泰弘、斎藤 翔太

鼻・副鼻腔外来は専門外来の一つとして、毎週金曜日の午後2時より診療をおこなっております。日本でも有数の鼻科手術のエキスパートである春名眞一教授を筆頭に、鼻科手術の経験豊富な医師のみで外来診療から手術、術後の経過観察まで責任をもって診療いたします。

専門外来では一般外来で診察または加療された後、手術が必要と判断された鼻副鼻腔疾患の患者様を診察し、手術のマネジメントをおこないます。代表的な疾患としては慢性副鼻腔炎、好酸球性副鼻腔炎、鼻中隔弯曲症、アレルギー性鼻炎、術後性上顎嚢胞、副鼻腔乳頭腫、下垂体腫瘍(脳外科との合同手術)などが挙げられます。鼻副鼻腔手術は年間を通して800例を超える症例数を誇ります。

近年、難治性の副鼻腔炎である好酸球性副鼻腔炎の症例が増加してきております。手術は最も患者様にとって適切と思われる術式を選択しますが、術後に適切な加療をしないと高い確率で再発をきたします。そのため術後の定期的な通院と局所処置、治療が非常に重要と考えております。

難治性の副鼻腔炎が疑われる患者様には術前にそのことをしっかり説明し、ご納得頂いてから手術を受けてもらうようにしております。

文 柏木