睡眠医療センター Center of Sleep Medicine
センター長 春名眞一
電話 0282-87-2510
外来担当日

 
   
午前
   ○
 
午後
   
 
 
月・木
9:00〜16:00
9:00〜12:00 
 9:00〜12:00 (予約新患のみ)

新患は完全予約制

CPAP療法で受診される方:月・木曜日午後

担当医
内科系
宮本雅之 (神経内科, 日本睡眠学会認定医)
鈴木圭輔 (神経内科, 日本睡眠学会認定医)
有川拓男 (心臓血管内科,日本睡眠学会認定医) 
外科系
中島逸男 (耳鼻咽喉科,日本睡眠学会認定医)
大久保昌章(耳鼻咽喉科)

協力診療科

  内分泌代謝内科,呼吸器アレルギー内科,精神神経科
  口腔外科(口腔内装置)
  リハビリテーション科(運動療法指導)
  臨床検査センター(睡眠ポリグラフ検査)
  健康管理科(睡眠時無呼吸発見コース)
  栄養部(栄養指導)

CPAP療法の主な連携医療機関
  ●グリーンクリニック(壬生町)
  ●幸仁会たかしま耳鼻咽喉科クリニック(宇都宮市)
  ●宇都宮中央病院(宇都宮市)
  ●国立病院機構宇都宮病院(宇都宮市)
  ●倉持病院(宇都宮市)
  ●あきば内科循環器科クリニック(鹿沼市)
  ●さとう循環器内科クリニック(真岡市)
  ●獨協医科大学日光医療センター(日光市)
  ●国分寺さくらクリニック(下野市)
  ●那須脳神経外科病院(那須塩原市)
  ●西方病院(栃木市)

連携医療歯科機関(口腔内装置によるいびき,睡眠時無呼吸症候群の加療)
  ●池松歯科医院(池松武直院長,日本睡眠学会認定歯科医,埼玉県越谷市)

 

検査内容

夜間パルスオキシメータ検査(睡眠時無呼吸のスクリーニング)

睡眠ポリグラフ検査(Polysomnography: PSG)

 ★脳波(睡眠の深さ)

 ★
眼電図(眼の動き、レム睡眠の確認)
 ★筋電図(顎や脚の筋肉の動き)
 ★心電図(不整脈の有無)
 ★鼻・口の呼吸フロー
 ★胸・腹の動き(呼吸努力)
 ★いびき
 ★血中の酸素飽和度
 ★脈拍
 ★睡眠中の体位(仰臥位、側臥位)
PSG検査の装着図

★★睡眠潜時反復検査 (Multiple Sleep Latency Test: MSLT)
  
睡眠開始時レム(SOREMP)の確認など
睡眠医療センターの設備
睡眠医療外来:内科診察室3室,CPAP管理室1室,耳鼻科診察室1室
睡眠ポリグラフ検査室(専用個室):2床常備,睡眠検査室(専用検査室):1室常備,モニター室:1室

【睡眠医療センター外来】

【睡眠ポリグラフ検査室】
【モニター室】
●簡易型呼吸循環モニター(通称:簡易PSG)
●パルスオキシメータ
●非拘束睡眠時無呼吸測定装置
●携帯型24時間血圧測定(ABPM)
●喉頭内視鏡検査、食道内圧測定(耳鼻咽喉科)
睡眠ポリグラフ検査のスケジュール(1泊2日の入院検査)
午後6時から7時まで 病棟へ直接来院してください(夕食は済ませてください)
午後9時ごろ(消灯時刻) 病室で検査を開始します
午前6時すぎ 検査を終了します
午前7時ごろ 退院 (お急ぎのかたは検査終了後の退院も可能です)
治療について

睡眠時無呼吸症候群について

減量療法(栄養指導、運動療法)
CPAP療法(シーパップ療法):月1回の定期的な診察が必要です

生活の中に取り入れていかなければならない根気のいる治療です
あくまでも対症療法であり根本的な治療ではありません       

手術療法(耳鼻咽喉科担当)
口蓋扁桃摘出術,UPPP
CPAP療法の補助的治療(鼻中隔矯正術,下鼻甲介切除術,内視鏡下鼻内副鼻腔手術)
LAUP(Laser assisted uvuloplasty)

【ナルコレプシー,過眠症】
○薬物療法(神経内科担当)

【むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群),周期性四肢運動異常症】
○薬物療法(神経内科担当)

【レム睡眠行動異常症】

○薬物療法(神経内科担当)
正常な睡眠とは?
ヒプノグラム

正常な睡眠はノンレム睡眠(睡眠段階1,2,3,4)とレム睡眠から成り立ちます.
入眠とともに,浅い眠りである睡眠段階1から睡眠段階2へとすすみ,深い眠り(睡眠段階3,4)に入っていきます.再び,眠りが浅くなっていき,レム睡眠がはじめて出現します.この間が,約90分で,この周期を4、5回くりかえします(ウルトラディアンリズムとも言います).図のように睡眠の前半は深い眠りの成分が多く,睡眠の後半はレム睡眠の成分が多くなっていきます.

一晩の各睡眠段階の割合(一般成人,年齢によって異なります.)
睡眠段階 T: 5%,睡眠段階 U: 50%,睡眠段階 V+W: 20%,睡眠段階 REM: 20-25%
睡眠の自己判定 〜正常睡眠の確認〜
□ 大前提として,睡眠の量が足りている必要あり
□ スムーズな入眠
□ 少なくとも前半の2時間はぐっすり眠れている
□ 後半は夢をみたり,うつらうつらした感じがあったりしてもよい
□ 中途覚醒が少ない
□ 気持ちの良い目覚めと十分な昼間の覚醒
睡眠のセルフチェック
  1. 大きないびきを指摘された
     
  2. 睡眠中にしばしば呼吸が止まる
     
  3. 血圧が高い
     
  4. 友達や家族に性格の変化を指摘された
     
  5. 体重が増加した
     
  6. 寝汗が多い
     
  7. 起床時に頭痛がある
     
  8. 性欲が低下している
     
  9. 十分な睡眠をとった日でも運転中や労作時などでも居眠りをする
     
  10. 眠気のために、仕事や学校で支障がある。
     
  11. 笑ったり、怒ったり、ビックリしたりした時に、体の力が突然抜けることがある
     
  12. 眠くなっている間に無意識に行動していたことがある
     
  13. 眠りに入った直後に、生々しい夢をみる
     
  14. 夜中に金縛りをしばしば経験する
     
  15. 居眠りから覚めたときに、サッパリする
     
  16. 胃の調子がわるかったり、胸焼けがしたりしていつも胃薬を飲む習慣がある
     
  17. 起床時に声がかれている
     
  18. 夜中に咳き込んで目が覚める
     
  19. しばしば、のどの痛みや慢性的な咳がある
     
  20. 夜中に寝言が多くなったり大声をあげたりする
     
  21. 眠っているときに活発に手足などを動かすことがある
     
  22. 眠っているときに歩き回ったりすることがある
     
  23. 寝入りばなや夜中に目が覚めたときに、足がむずむずしたり、ほてったりしてそのためになかなか寝付けないことがある
     
  24. 眠っているときに、足がピクピク動いて困ったことやそのために目覚めることがある。
     
  25. じっと座っているときや横になっているときに、手や足を動かしたくてたまらない気持ちになる
     
  26. 25の症状は動き回ると軽減する 
1〜10
睡眠時無呼吸症候群の疑い
9〜15
ナルコレプシーの疑い
16〜19
逆流性食道炎の疑い
20〜22
レム睡眠行動異常症の疑い
23〜26
むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群),周期性四肢運動異常症の疑い

 

日中の眠気の自己評価:ESS(Epworth Sleepiness Scale)

 以下の状況でどれくらい眠ってしまう確率があるか,0から3の数字で答えてください

 0=絶対寝ない (0%)  1=ちょっとはねてしまうかもしれない (30%)
 2=半分くらいは寝てしまう (50%)  3=ほとんど寝てしまう (80%)

下記の項目でそれぞれ該当する番号(0, 1, 2, 3)に○をつけてください

 1. すわって本を読んでいるとき
 2. テレビをみているとき
 3. 劇場、映画館、会議などで座っているとき
 4. 車の助手席で1時間ドライブしているとき
 5. 昼食後横になったとき
 6. 座って誰かと話をしているとき
 7. 昼食後静かに座っているとき
 8. 車を運転していて信号で数分間停止したとき 
0 / 1 / 2 / 3
0 / 1 / 2 / 3
0 / 1 / 2 / 3
0 / 1 / 2 / 3
0 / 1 / 2 / 3
0 / 1 / 2 / 3
0 / 1 / 2 / 3
0 / 1 / 2 / 3

1から8の合計        点

合計点が11点以上は過度の眠気を疑います(あくまでも目安です)。