特徴 精索静脈瘤は精索内の静脈の腫れで、学童期以降にみられます。左側の陰嚢にみられることが多く、陰のうが腫れ、軟らかい「もこもこ」とした腫瘤を陰のうの上部に触れます。陰のう部の腫れ、違和感、不快感などの原因となります。図は、左精索に発生した静脈瘤(紫色)を示します。 診断 診断は、特徴的な外観と、超音波検査で可能です。図は、精巣静脈瘤の超音波検査像で、静脈瘤の血管が赤や青の色で確認できます。 治療 症状をともなう場合には外科的治療の対象となります。そけいヘルニアなどとの区別が難しい場合があります。小児外科医、あるいは小児泌尿器科の専門医にご相談ください。