特徴 漏斗胸は前胸部の中央が陥凹する先天性の胸郭変形です。呼吸障害や圧迫感などの症状を呈する場合、または症状がなくても美容形成的な目的から手術の対象となります。 図は、漏斗胸の外観(図上)とCT像(図下)を示します。 治療 ナス(Nuss)手術が用いられます。胸腔鏡のガイド下に挿入したバーにより胸骨を持ち上げて変形を矯正する方法で、手術後の創あとが目立ちにくく美容的な利点があります。しかし、心臓の近くにバーを挿入するので、手術には十分な注意が必要です。図は、ナス手術の原理(図上)、とナス手術後の外観(図中)とCT像(図下)を示します。