消化管重複症

発生

消化管(腸)に接して球形または管状の構造物をみとめる消化管の形成異常です。食道から直腸までのいずれの部位にもでき、消化管と同様の構造を有するため消化管重複症と呼ばれます。図は、球形の消化管重複症を示します。

症状

消化管重複症は正常腸管を圧迫して腸閉塞をおこしたり、腸重積、腸捻転の原因になります。重複腸管内に胃所性胃粘膜があると周囲の粘膜に潰瘍をつくり、下血、腹痛、穿孔による腹膜炎などの原因にもなります。図上は、大きさが2.5cmの球形の小腸重複症(短矢印)で、小腸捻転(長矢印)をおこしています。診断には腹部超音波検査、CT検査などが行われます。図中、図下は回腸重複症の超音波像とCT像を示します。

治療

治療は、重複腸管切除術、重複腸管の粘膜抜去術などが行なわれます。図は、虫垂とともに切除した回腸重複症を示します。