例年ですと、3月は発表会を行う時期でもあります。 1年間の活動を通して、お子さんの成長をたくさんの方に見ていただける、 お子さんも大勢の方々に見守られながら、いつも以上に頑張って発表をしてくれる、 とても大切な時間だと思っています。 しかし、去年に引き続き、新型コロナウイルスの影響で 発表会ができない…という事態となってしまいました。 スタッフ一同、何度も話し合いを重ね、今月のセッションは 【発表会形式で行う】という初めての試みに挑戦してみました。 セッションを行う部屋で、どのような座席の配置にするか? プログラム内容はどうしよう?時間は?お子さんの対応は?連絡はどうしようか? 密を避けるために大勢の方に来てもらうのは難しいけど、何か思い出に残したい… 様々な課題が挙がるたびに、スタッフ同士連絡を取り合い、アイデアを出し合い、 どの形がベストなのかを直前まで考えながらのセッションとなりました。 そして本番当日、いつもと違った雰囲気の中、子どもたちは活動をとてもよく頑張っていました! 子どもたちの演奏に感動して涙を流しているお母さんや、お子さんの様子を笑顔で見守ってくれるお父さん、何より、子どもたちは活動に制限がある中でたくさんのことを理解していて、私たちもまた勉強になったな…と実感したスタッフでした。 今まで当たり前のようにできていたこと、突然できなくなったこと… 様々な環境の変化の中で、音楽療法士として何ができるのか、参加してくれる方が必要としているサポートとは何なのか…試行錯誤を重ねながら日々のセッションを積み重ねています。 今回の試みは、今後に繋がる一歩になったのかな…と感じています。 今年度で卒業されるお子さん、新年度から新たに参加してくださるお子さん。 出会いや別れの中で、たくさんのお子さんやご家族に関われる機会があることは 大変なこともありますが、とても幸せなだと思っています。 これからも真摯な気持ちで、新たな年度を迎えたいと思います。 新年度からもよろしくお願いいたします!