2015年1月17日(土曜日):ジュバラント音楽療法講習会を開催しました。
新学期が始まりお忙しい時期だったのではないかと思いますが、今回も40名を越える多くの先生方にご参加いただきました。
講習は3時間。
流れは以下の通りでした。
①小児神経科医の作田先生より「医療における音楽療法について」
②音楽療法士の鈴木より「発達障害児の音楽療法の概要とジュバラントの理念について」
③音楽療法士の内田・栗田による実践講義
皆さんに音楽療法の実際の活動に参加していただきながら、それぞれの活動の目的やポイントを共有しました。
♪ててててチェッコリ♪
チェッコリの替え歌を用いた、動作模倣を含む乗りの良いダンスです。少人数から数百人でもおこなえます。
最初から会場の皆様の「ノリ」が素晴らしく、さすがでした。
♪ラッパでラッパー♪
ラッパを用いてラッパー的な雰囲気でおこなう活動です。ラッパの写真が提示されたときだけラッパを吹きます。
ピアノの伴奏なしで、手拍子だけで実施できます。
ラッパがうまくいくと、ラッパーを目指す「ジョージくん」というキャラクターが成長していきます。
目指せ! トップ オブ ラッパー!!
♪合奏(行くぜっ!怪盗少女)♪
難易度の違う楽器パートを組み合わせた合奏の一例として紹介しました。
スタッフが勝手に命名した、会場の有志の皆さん【ももいろクローバー"J"(ジュバラント)】による合奏、とても素敵でした。
④音楽療法士の三瓶・飯島による実践講義
♪おんがくマリオ!♪
マリオの音楽を用いて、様々な課題をクリアしていく活動です。
子ども同士で協力したり、リーダーがみんなをまとめたり、みんながリーダーを応援したりします。
参加する子ども達が好きな素材(音楽やキャラクターなど)を用いたり、ゲーム性を持たせたりすることで、子ども達のモチベーションが高くなり、苦手なことにもチャレンジしやすくなります。
音楽やユーモアによる雰囲気作りや、適切な難易度の構成、うまくいかない時のサポートの仕方など、様々な工夫を施します。
会場から選ばれたリーダーを中心に、皆さんが協力して、見事、「ミッションクリア!」となりました。
⑤音楽療法士の二俣先生による、「本日の振り返り・質疑応答・討議」
皆様に感想や質問を書いて提出していただき、それに基づき、今日の講習のポイントを解説したり、ご質問にお答えしたりしました。
それぞれの場面でどのような役割として音楽を用いているのか、褒めることにはどのような意味があるのか、
うまくいかない場合にどのような工夫が可能か、など、
現場での応用を想定しての解説でした。
そして最後に、ご参加の皆さまに「修了証」をお渡しして終了となりました。
ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
皆さまの療育・教育への熱意、関わっているお子さんへの愛情を感じ、我々も更に精進を続けようと決意した次第です。
次回の講習会は夏頃を予定しております。